2013年11月7日木曜日

スプレーホイップ

最近毎日スプレーホイップを使ってます。
昨日はパンケーキに、
今日はウィンナーコーヒーにしました。

『ソプラノズ』というマフィア系の米ドラマで、
この親分のトニーがスプレーホイップをそのまま
缶を口に入れてスプレーして食べていましたけど、
そこまで入れこまないようには気を付けます。

次はデザートピザにホイップクリームをかけたいです。
焼きりんごとバニラジェラートにホイップ、
これはもう絶対です、味もカロリーも絶対です。

お昼で雨があがりそうですけどどうなんだ。
今日も火をモクモク燃やしてお持ちしております。

2013年11月6日水曜日

電話を借りる難しさ

僕の義父は四一歳で彼のことはみんなタカと呼ぶ。
タカは元々、地元岡崎の建設会社で現場監督をやっていた。
僕の弟がアメリカの学校に行くことになったのがきっかけで、
六年前に母とアメリカに移った。

僕はもう慣れているけど、
知らない人からしたらぱっと見、
怪しく見えるかもしれない。
蝶野みたいな髭があるし、
体格も大きい。
熊の絵のパーカーも着てるし、
ベースボールキャップも後ろ向きに被ってる。
そんな日本人離れしたアメリカンな雰囲気もあるけど、
会話をすればすぐに日本人だと分かる。

でもそれだけでは足りなかった。
日本では「日本人だと分かる」だけでは足りなかったのです。
蝶野みたいな髭が理由なのか?
日本人離れした雰囲気が理由なのか?
それはよく分かりません。

タカが実家のある岡崎から僕の住んでいる西幡豆町の家まで
名鉄電車で来たのは昨日のことでした。
短期間の日本滞在なので携帯電話を持っておらず、
西幡豆駅に着くまで公衆電話で僕なり母に電話をして、
迎えを頼もうと思っていたそうです。

しかし東岡崎でも新安城でも公衆電話は見つからず、
とうとう西幡豆駅に着いてしまった。
そこにも公衆電話は無かったので、
タカは駅で一緒に降りた人の誰かに携帯を貸してもらおうと考えた。

一人目は男子高校生だった。
彼はiPodで音楽を聞いていたようで、
自転車置き場の自転車にまたがったところだった。
タカが「ちょっとすいません」と近付くと、
その男の子は驚いた感じで、急いで自転車を漕いで行ってしまった。

次は二人組の大学生っぽい女の子だった。
彼女達は楽しくキャッキャお喋りしていたそうです。
タカが彼女達に「すいません、電話を借してもらえませんか?」
と声をかけると、
彼女達は一瞬沈黙して「キャハハ、キャハハハ」と笑いながら、
そのまま去ってしまったそうです。

もしこれが僕ならこの時点で、
けっこうへこんでトボトボ歩いて帰る段階ですけど、
タカはその辺り強心臓の持ち主です。
歩くのもあまり好きではありません。

三人目のスーツの会社員は最後に出てきました。
三〇代の営業マンといった感じです。
「すいません、電話を借してもらえませんか?」とタカは言った。
一瞬営業マンは固まって、
「いや、ちょっと、会社の電話だもんですから、えー」
としどろもどろして去っていったそうです。

結局タカは歩いて帰ってきました。
タカは優しいし、穏やかな人なんです。
ただ知らない人からしたらちょっと怪しかったかもしれません。

2013年11月5日火曜日

居酒屋じゃない

昨日は東岡崎にある[Izakaya Ja Nai!]に行ってきました。
居酒屋じゃなくて、バーっぽい感じですけど、
明るい雰囲気のアメリカンフードが揃った飲み屋ということで、
お客さんもやっぱりアメリカ人が多いです。

ここのオーナーはシカゴ出身のクレッグという人で、
お店は16年目ということで、堅実な商売をしてるのが、
日本語達者・知識豊富・好奇心旺盛な人物像から分かります。
このクレッグが最近、
酒類製造免許を取ってこれから地ビールを作るというので、
話しを聞かせてもらおうと思って行ってきたのです。

とりあえず僕はノンアルコールビールと(Nomiya Nanoni!)、
フィラデルフィアチーズステーキサンドと、
メキシカンナチョス・グランデサイズと、
ハラペーニョとペパロニのピザ・Lサイズを頼みました。
Boku Hitori Jyanai! 同伴者がいたので。

このお店のピザの特徴は「シカゴ・カット」にあります。
すなわちシカゴカットとは、
丸いピザを縦方向と横方向におよそ5センチ幅でカットする、
パーティースタイルの一口サイズの切り方です。
この四角くカットされたピザを見て、
たまに日本人のお客さんが
「えー!?ピザなのに四角くカットするのー!?」と言うみたいで、
「うちはシカゴのピザしかやってねーよ」と
寿司職人風にビシッと言うそうです。

そしてこのお店でピザを食べるときに楽しいイベントは、
世界各国のホットソースが何十種類も棚に並んでいて、
好きなソースを選べることです。
僕はソンブレロを被ったメキシコ人の絵の黒いソースを使いました。
恐ろしく辛いのかと思ったらBBQ系の甘辛口でうまかったです。

話しは音楽の話しがほとんどで、
プリンスが23種類の楽器を自由自在に使いこなせるという話しや、
プリンスの曲はセックスについてばっかりだという話しや、
クレッグが8歳のとき好きだったエルヴィス・プレスリーが死んで
泣いたことなどを語りました。

彼は、もし今何にでもなれるならミュージシャンになりたいと
言っていました。
それが彼の得意な質問です。
「もし今何にでもなれるなら、何になりたい?」
日本人にこの質問をすると戸惑う人が多いそうです。

そしてビール作りの話しになると、
免許を取るのは気が遠くなるような道のりだったと言ってました。
つい先週ライセンスを受け取ったばかりで、
これから保健所の工場の検査が終わったら作りはじめるそうです。
どんなビールができるのか楽しみです。

もし今何にでもなれるなら、何になりたいですか?
僕はプリンスになってみたいと思いましたけど、
自分が何になりたいのか、
現実的な範囲で考えることって普段あんまりないですね。

2013年11月4日月曜日

ホイップクリームとの相性

今日の朝食は、
バナナケーキ一切れとホイップクリーム、
パンプキンパイ一切れとホイップクリーム、
饅頭一個とホイップクリーム、
ブラックコーヒーでした。

そしてこの中で一番ホイップクリームとの組み合わせがいいのは、
……饅頭でした!
やっぱりあんことホイップクリームは合います。

まずアメリカ人が作ったバナナケーキ。
これはアメリカ人が作るケーキだけあって、
砂糖やチョコが多くてかなり甘いです。
その上に生クリームをかけると、
甘さの上に甘さが加わってケーキの味が分からなくなります。

次にケーキ屋で買ったパンプキンパイ。
薄い生地の上にムース状のパンプキンクリームが乗っているもの。
これに生クリームをかけると、
クリームの上にクリームがかかるということになり、
一口で二倍のクリームが口に入ることになる。
そうするとどうなるかというと、
口の中の上下左右全方向にクリームが行き渡って、
噛んでも噛んでも手応えがなくて飲み込むのに困る。

最後に、法事の引き出物のシンプルな饅頭。
白い薄皮にあんこが詰まった普通の饅頭。
まず白い小ぶりな饅頭の上にホイップをかける。
シューという音ともにクリームがモコモコ出てくる。
白い丸に白い丸が乗って、
顔の大きい雪だるま式になる。
それを、半口食べる。
(ここで鼻にクリームがつく)
あんこの重さとホイップの軽さが良い。
コク、まろやかさが、共に高まる気がする。

だけど、ハッと気付いたときはもう遅いです。
この時点でコップの中のコーヒーは底をついています。
バナナケーキとパンプキンパイの甘さの調和を図るために、
コーヒーを必要以上に飲んでしまっていたのです。
もうこうなったらあんことホイップが合おうが合おまいが、
ただ甘いだけになってしまう。

そもそも今日こんな朝食になってしまったのは、
スプレーホイップを買ったからです。
スジャータの缶入りホイップクリーム(399円)です。
色々試してみたいからといって、
一気に色々試すのは体によくありません。

2013年11月3日日曜日

牛と忍者の壁

米原万里という人の『言葉を育てる』という本を読んでます。
その中の糸井重里との対談の中で、
どんな牛のミルクが美味しいかという話しがありました。

「急斜面で牛を飼うという牧場があるんです。
一番ひどいところだと、四五度の傾斜のところに牛がいるんです。
これはねえ、牛、実はご機嫌なんです。
自分の生きる力が呼びさまされるんです。
牛って暇ですから、
別にどこかに行くのに時間かかってもいいですし」

それは忙しい牛に失礼な話しなんじゃないかと思うんですけど、
負荷がかかると生きる力が呼び覚まさされるというのは、
つい楽を選びがちな僕はよく忘れる話しです。
昔僕は公園のアスレチックで遊ぶのが好きでした。

西尾の八ツ面山にあるアスレチックパークには
[忍者の壁]という凹凸がついてロッククライミングみたいに
登れるようになっている壁があるんですけど、
特に好きなのがそれでした。

他にも棒にぶら下がって空中をクリフハンガーみたいに
滑っていくようなものとか、
細い紐をバランスを取りながら歩いて行くようなものとか、
派手なものもけっこうありましたけど、
僕は凹凸がついた壁を登るときが一番ご機嫌でした。

小学生の頃この忍者の壁の裏で首を吊った人がいると聞いて、
僕は忍者の壁に登れなくなりました。
それからしばらく経って高校ぐらいの年代だったと思いますけど、
夜中に懐中電灯を持って、
この忍者の壁の裏側をのぞきに行きました。

光を向けると、
壁の裏には奥に続く林があって、
のっぺりした壁があるだけでした。

僕はさらにこの林の奥に入っていきました。
昼間に見ると木は少ないんですけど、
夜になると森に入ったような感覚になります。
途端に僕は怖くなって走って戻りました。

忍者の壁の後ろには死。
牛は傾斜でウシッシ。

2013年11月2日土曜日

新メニューのライスコロッケ

今週からピッツェリアのほうのメニューに
ライスコロッケが加わります。
リゾットにモッツァレラを包んで、
カリカリに揚げた丸いコロッケです。
中からミルキーなチーズがとろけ出てくるのが美味しいです。
ピッツァのお供に、
ワインのツマミに試してみてください。
〈めずらかオーシャン・ニュースより〉

2013年11月1日金曜日

くるみ割り人形と少女

しまった!
完全にハロウィンのことを忘れてました。
僕はハロウィン当日には
吸血鬼の入歯をつけてピザを焼こうと思ってたのに。
それでお客さんで来た子供を「血ぃ吸ぅたろかー」
と言って驚かせて泣かそうと思ってたのに。

むしろ昨日は、
小学生ぐらいのかわいい女の子が石窯を見に来たとき、
「バイバーイ」と言ってはにかんで微笑み合うという、
すごくほんわかした状況になってしまった。
それでハロウィンとはまったく関係なく、
殻付きのくるみをあげた。

このくるみはどうやって食べるか分かる?と聞くと、
彼女は「分からない」と言った。
僕は「くるみ割り人形を使うんだよ」と言うと、
彼女はきらきらした目で僕を見て走って行った。

その昼に僕は石でくるみを叩き割って、
中身の実も一緒に潰したばっかりで、
お客さんに「くるみ割り人形を使ったら」と言われた。
なんでくるみにだけそんなかわいいアイテムがあるんですかね?
ニンニク潰しマネキンとか、
銀杏割り日本人形とかはないのに。

くるみ割り人形のせいで、
くるみには夢がある。
人間に牙が生えるせいで
吸血鬼には悪夢がある。



……シャーーーー!!(吸血鬼)