ドイツ人の女子大生レアがオーシャンに来て
かれこれ三週間になります。
愛知に来る前には岐阜に二週間、
長野に二週間ウーフーとして農家のお仕事を手伝っていたそうです。
レアは愛知に来る前にすでに気疲れして
「日本でやっていけるか心配だった」
と言っていました。
どうしてかと聞くと二件の滞在中のエピソードを話してくれました。
一件目の滞在先は岐阜の、野菜を中心に作っている農家で、
レアの他にも二人のウーフーが働いていました。
アメリカ人のトッドという40歳の男と、
もう一人は日本人で28歳のDという男でした。
「D、ぜんぜんしゃべらない。わからない」
とレアは首を振りながら言いました。
朝昼晩の食事をみんなで食べるときも、
Dだけは一人黙々と食べ、
食器を片付け、
何を言わず寝床に戻っていくというが普通だったそうです。
小さな飲み会を開くために
レアとトッドがビールを買ってきてDを誘っても、
彼はボソボソっと何か言って部屋に閉じこもっていました。
僕が「彼の写真はないの?」と聞くと
(僕も趣味が悪いですけど)、
レアはデジカメで撮った写真を見せてくれました。
まず目につくのはトッドです。
大柄な金髪坊主の男で、台所でこっちを向いて笑っています。
Dはその隣で横を向いています。
真っ黒で短髪、メガネでうつむき気味の顔は、トッドとは対照的に暗そうです。
トッドは仕事の長期休暇で、
ウーフーシステムを利用して日本旅行中ということでした。
けどDに関しては、まず質問してもあまり答えないので
目的もよく分からない。
結局、レアはまともに会話をすることもなく、
滞在期間が終える二日前になりました。
トッドは次のステイ先に移動していたので、
この日はレアとDの二人になっていました。
朝、レアがいつものように台所でコーヒーを飲んでいると、
Dが入ってきて、
彼はレアの前に無言で立ちました。
彼は黄色い花束を持っていました。
それをレアに渡し、レアが受け取ると、
次に彼はポケットから紙を取り出しました。
折ってあった紙を広げ、
「Dear Lea……」と英語を喋りはじめました。
それは愛の告白でした。
彼は夢を話したわ、とレアは言い、
どんな夢だった!?と僕は身を乗り出して聞きました。
「初めて会った時から僕は君のことが好きだった。
君とドイツに行きたい。
広い畑がやれる家を探そう。
僕は畑を大きくする。君は家で待つ。
子供は10人欲しいな。
きっと幸せな暮らしができると思う」
Dは将来、ドイツで大農園主になり
レアと子沢山の結婚生活を送る夢を語りました。
読み終えるとその手紙をレアに渡しました。
角張っていて几帳面な字だったそうです。
レアは困りました。
Dは返事を待っているかのようにそのまま無言で立っているので、
レアははっきりとこう言ったそうです。
「私はあなたのことを何も知らない。
それなのに結婚なんてできないわ。
私はファームをやるつもりはないの。
ガーデニングは好きじゃないわ。
子供もそんなに欲しくない」
「それに、色の中で黄色が一番嫌いで、
黄色の花束はまったく嬉しくないわ!」
ということはDには伝えなかったそうです。
その日と翌日、
Dは目を合わせることもなく過ごし、
お互い次の目的地に向かって家を出たそうです。
「話しもしてないのに何で私のこと好きだって思えるの?
ぜんぜん分からないわ!」
缶ビールをぐびぐび飲みながらレアは言いました。
この次のレアのステイ先は長野です。
「She was a witch」
とホスト先の奥さんのことを言っていました。
2014年6月16日月曜日
2014年6月10日火曜日
ドイツ人のシェアメイト
・レアが何かドイツ料理を作ってくれると言いました。
最初、僕はザワークラウトが食べてみたいと言ったんですけど、
レアは「あんな臭いものは食べれない。
おばあちゃんがザワークラウトを作る日は、
妹と外に逃げ出して、近くにピザを食べに行くの」
と渋い顔をするので、
「それじゃいつもママが作ってくれるものがいいな」
と僕は強要するのも悪いと思って話題を変えました。
結局彼女は“カクフェ プファ”を作ると言いました。
最初、僕はザワークラウトが食べてみたいと言ったんですけど、
レアは「あんな臭いものは食べれない。
おばあちゃんがザワークラウトを作る日は、
妹と外に逃げ出して、近くにピザを食べに行くの」
と渋い顔をするので、
「それじゃいつもママが作ってくれるものがいいな」
と僕は強要するのも悪いと思って話題を変えました。
結局彼女は“カクフェ プファ”を作ると言いました。
朝、昼、夜の時間に関係なくいつでも食べれて、
もっとも身近な家庭料理にレアはこれを思い浮かべるそうです。
カクフェ プファはおやきとチヂミとハッシュドポテトの親類です。
材料はこのようになってます。
①じゃがいも
②小麦粉
③卵
④ベーコン
⑤塩
シュレッダーでじゃがいもを細く削り、
以下の材料をすべて混ぜ合わせて、
油を敷いて熱したフライパンで薄くカリッと焼いて完成という料理です。
カクフェ プファの焼きたては外側が焦げでカリッと、
中はもっちりとした食感になっている。
おかずでもいけそうだし、主食でもいけそうです。
この日は晩ご飯に、
ビールを飲みながらカクフェ プファを食べましたけど、
酒のつまみにもなります。
そして、翌日に残ったものを朝に食べましたけど朝食でもいけます。
レアに「朝はいつもこれ食べるの?」と聞くと、
「朝ご飯はいつも食べない」と言いました。
朝食の席で僕はこのドイツ風おやきを4枚も5枚も食べている間に、
レアはずっとテーブルに立てた肘の上に頭を載せて、
フォークで一枚目のカクフェ プファをいじり回していました。
・レアは現在ベルリンの大学に通っていて、
同じ大学に通う男性二人とアパートをシェアしているそうです。
男と共同生活するのはどうなのかと聞くと、
「彼らは二人共ゲイで、
一人には彼氏がいるし、
そこら辺の女の子よりよっぽど繊細だから私は楽だわ」と言ってました。
僕の住処も一応シェアハウスみたいなもので、
オーシャンにウーフーとして手伝いに来てくれる人たちが
泊まれるようになってます。
それでも、ウーフーの方たちが滞在している期間よりは、
僕一人の期間のほうが多いので半シェアハウスです。
特にシェアハウス内のルールみたいなものもありませんけど、
参考に、何かシェアハウスのルールを設けたほうがいいかレアに聞いてみると、
「靴下をドアノブに引っ掛けとくのは大事だと思うわ」
と彼女は言いました。
これはホテルにある「起こさないでください」とか
「掃除をしてください」という掛け札と同じ役割を果たすもので、
「ただいまSEX中です」という意味を伝えるためのサインだそうです。
たぶんこれはSOXとSEXを掛けているんだと思います。
このSOXの使い方としては他に、
共同で利用する場所、例えばキッチンのテーブルの上に置いておけば、
「今夜は彼氏(彼女)と二人で過ごしたい」
というメッセージになります。
・こうやって話していると、
やっぱりヨーロッパは日本よりも性にオープンだなと思います。
レアに「日本人のここがおかしいと思うところはどんなところ?」と聞くと、
「誰もハグをしなくて、お辞儀ばっかりしてるから変だわ。
好きな相手にとか、仲良くなるためにとか、
ハグしたくならないの?」と言いました。
——ハグなんて家族でも恥ずかしくてほとんどしないよ。
日本育ちの僕は思わず腕を硬く組みました。
反対に「ドイツ人でおかしいと思うところはどんなところ?」と聞くと、
「ドイツ人の男の悪いところは体中触ってくるところ!」
と彼女は激しく首を振って言いました。
「すぐに胸とかおしりを触ってくるし、
抱きついてちょっかいかけてくるのよ!」
——そういうハグはダメなの?
「それとこれとは全然違うわ!
そういう触られ方はしたくないの」
ヨーロッパ人は性にオープンだけど、
その境界線がどの辺りなのか際どいところです。
「じゃドイツの女性でおかしいと思うところはどんなところ?」
と僕は再び質問しました。
彼女は目を伏せて、
ドイツ人らしく正確な答えを導き出すかのように考え、
そして一つ頷いてこう言いました。
「あまり無いわ、おかしいところなんて」
僕は「うっそだー!」と叫びそうになりましたけど、
その代わりにふむふむと相づちを打ちました。
世界中のどこの国にいっても女性におかしいところはなくて、
男はたいていおかしいんです。
そうやって考えれば女の人とケンカにならないことを僕は知ってます。
丁度今、高橋秀実の『男は邪魔!』という本を読んでましたから。
世界中のどこの国にいっても女性におかしいところはなくて、
男はたいていおかしいんです。
そうやって考えれば女の人とケンカにならないことを僕は知ってます。
丁度今、高橋秀実の『男は邪魔!』という本を読んでましたから。
2014年6月2日月曜日
メビウスのお辞儀
先月は「控えめなフレディー」というタイトルで、
ウーフーとして農業を手伝いに来てくれていた
アメリカ人の大学生のことを書きました。
入れ替わるようなタイミングで今度は二人のウーフーが来てくれました。
一人はドイツ人の二十歳の女子大生で、
生物学を勉強しているレアという金髪のかわいらしい子です。
僕よりもちょっと背が低いですけど(ドイツではかなり小柄)、
ビールはだいたい3リッターぐらい飲めるそうです(ドイツでは標準)。
もう一人は某航空会社のキャビンアテンダントとして約十年働き、
「これまで仕事のことしか考えてこなかったから、
しばらく旅をしてみようと思ってケリをつけた」と言う、
四〇代女性のKさんが来てくれました。
Kさんが只者でないことは、
彼女にお辞儀をされるときに分かります。
彼女はプロフェッショナルだ、と直観的に感じます。
スタッフの一人はこう言いました。
「Kさんにお辞儀をされると優越感を感じるんだよね」
そこでKさんのお辞儀についてみんなで話し合い、
一つの結論を導き出しました。
彼女のお辞儀はサラリーマンのお辞儀ではないのです。
サラリーマンのお辞儀とはどんなものか。
先週僕は『半沢直樹』のDVD全巻を一日で見通したばかりなので、
サラリーマン的お辞儀を鮮明にイメージできます。
堺雅人は両腕を指先までぴっしり伸ばし、
お尻を突き出し気味に(後ろに人がいたら突き飛ばすぐらい)、
頭は75度の角度まで下げ
(対面でお互い同じお辞儀をしたら確実に頭をぶつけあう)、
ブーメランのような形です。
それに対してKさんのお辞儀はなんというか、
直線上のラインだけでは説明できません。
ひねりが加わっているんです。
メビウスの輪を思い出してください。
直線上のラインに一ひねり加えることによって、
二次元から三次元の世界に飛躍しています。
Kさんのひねりはどこにあるのか。
スタッフの一人がKさんのお辞儀のマネをしているときに
これか!?という動きを発見しました。
それは肩の動きです。
Kさんの肩はお辞儀をするとき、
右肩のほうが若干前に出ているのです。
左肩を引き、右肩が前に出るようにして頭を下げる。
両手は丹田の辺りに重ねて、
頭を下げる角度は状況に応じて軽めのときもあれば深い時もある。
だけどどんな時にも、
頭を下げると同時に、軽く上半身をひねっているのです。
これは航空業界のノウハウなのか?
このお辞儀がなんと呼ばれているのか知りませんが、
仮称“メビウスのお辞儀”ということにしたいと思います。
このメビウスのお辞儀は奥深さを持っていますが、
マネをするときに気を付けなければいけないことがあります。
女性がこのお辞儀をすると特別な優越感を相手に与えることができますが、
男性がこのお辞儀をするとオカマにしか見えません。
今日このブログを書いている日の一日前に、
三週間ほどオーシャンの仕事を手伝ってくれたKさんは
次なる目的地に向かって旅立って行きました。
お辞儀のことについて質問する機会を逃してしまいましたが、
またお会いできた時に訊ねてみようと思います。
次回のブログではレアちゃんが作ってくれた、
ドイツ料理の“カクフェ プファ”について。
それと、彼女もドイツでシェアハウスをしているそうですが(ゲイ二人と)、
部屋のドアノブに靴下をぶら下げとくことは大事、
と話しをしてくれたことについて書こうと思います。
ウーフーとして農業を手伝いに来てくれていた
アメリカ人の大学生のことを書きました。
入れ替わるようなタイミングで今度は二人のウーフーが来てくれました。
一人はドイツ人の二十歳の女子大生で、
生物学を勉強しているレアという金髪のかわいらしい子です。
僕よりもちょっと背が低いですけど(ドイツではかなり小柄)、
ビールはだいたい3リッターぐらい飲めるそうです(ドイツでは標準)。
もう一人は某航空会社のキャビンアテンダントとして約十年働き、
「これまで仕事のことしか考えてこなかったから、
しばらく旅をしてみようと思ってケリをつけた」と言う、
四〇代女性のKさんが来てくれました。
Kさんが只者でないことは、
彼女にお辞儀をされるときに分かります。
彼女はプロフェッショナルだ、と直観的に感じます。
スタッフの一人はこう言いました。
「Kさんにお辞儀をされると優越感を感じるんだよね」
そこでKさんのお辞儀についてみんなで話し合い、
一つの結論を導き出しました。
彼女のお辞儀はサラリーマンのお辞儀ではないのです。
サラリーマンのお辞儀とはどんなものか。
先週僕は『半沢直樹』のDVD全巻を一日で見通したばかりなので、
サラリーマン的お辞儀を鮮明にイメージできます。
堺雅人は両腕を指先までぴっしり伸ばし、
お尻を突き出し気味に(後ろに人がいたら突き飛ばすぐらい)、
頭は75度の角度まで下げ
(対面でお互い同じお辞儀をしたら確実に頭をぶつけあう)、
ブーメランのような形です。
それに対してKさんのお辞儀はなんというか、
直線上のラインだけでは説明できません。
ひねりが加わっているんです。
メビウスの輪を思い出してください。
直線上のラインに一ひねり加えることによって、
二次元から三次元の世界に飛躍しています。
Kさんのひねりはどこにあるのか。
スタッフの一人がKさんのお辞儀のマネをしているときに
これか!?という動きを発見しました。
それは肩の動きです。
Kさんの肩はお辞儀をするとき、
右肩のほうが若干前に出ているのです。
左肩を引き、右肩が前に出るようにして頭を下げる。
両手は丹田の辺りに重ねて、
頭を下げる角度は状況に応じて軽めのときもあれば深い時もある。
だけどどんな時にも、
頭を下げると同時に、軽く上半身をひねっているのです。
これは航空業界のノウハウなのか?
このお辞儀がなんと呼ばれているのか知りませんが、
仮称“メビウスのお辞儀”ということにしたいと思います。
このメビウスのお辞儀は奥深さを持っていますが、
マネをするときに気を付けなければいけないことがあります。
女性がこのお辞儀をすると特別な優越感を相手に与えることができますが、
男性がこのお辞儀をするとオカマにしか見えません。
今日このブログを書いている日の一日前に、
三週間ほどオーシャンの仕事を手伝ってくれたKさんは
次なる目的地に向かって旅立って行きました。
お辞儀のことについて質問する機会を逃してしまいましたが、
またお会いできた時に訊ねてみようと思います。
次回のブログではレアちゃんが作ってくれた、
ドイツ料理の“カクフェ プファ”について。
それと、彼女もドイツでシェアハウスをしているそうですが(ゲイ二人と)、
部屋のドアノブに靴下をぶら下げとくことは大事、
と話しをしてくれたことについて書こうと思います。
2014年5月26日月曜日
シャンプーはたまにで大丈夫説
最近シャンプーの回数を減らしてます。
今は三日に一回ぐらいです。
リンスをやめたのはもう三、四年前です。
当時付き合っていた彼女から、
「私のお父さん、体を洗う石鹸でそのまま頭まで洗うの」
という話しを聞いて僕はそれに男気を感じました。
「そうだ!男は髪の毛をサラサラにする必要なんてないんだ!」
と思って、それ以来リンスを使わなくなりました。
リンス・イン・シャンプーにしました。
石鹸は躊躇して、いまだ試したことはありません。
中学、高校ぐらいまでは、
男でもサラッとした髪の毛で良い匂いがするのがカッコよかったです。
憧れの不良の先輩がパンテーンなんかを使ってるのを知ると、
僕もそれまで使っていたシーブリーズを放って、
すぐにパンテーンに切り替えたりしました。
「2001」というシャンプーも一時高校時代に流行りました。
髪の毛が早く伸びるようになるというシャンプーです。
結局そのシャンプーに効果があったのかどうか
よく分からなかったですけど、
とにかく使いまくっていました
(ティーンエイジャーは髪型を短くしたと思ったら、
すぐに長くしたくなりますから)。
それが二十歳を過ぎてから、
最初はリンスインシャンプーに変えて、
それから「シャンプーのみ」というふうに段階を経て、
とうとう今では「シャンプー、三日に一回」です。
三日に一回と言っても、洗うのは毎日洗っています。
シャンプーをしてないと「不潔だ」ということもありそうですけど、
洗う時間はむしろ、
シャンプーのときよりもかかっています。
マッサージっぽく手揉みで念入りです。
まだ二ヶ月ぐらいですけど、
今のところ人から臭いとも言われてません。
僕はこの「シャンプーはたまにで大丈夫説」を勝手にはじめましたけど、
最近、この説を後押ししてくれる声が二つありました。
一つは、
最近Podcastで『バイリンガルニュース』を聞いてるんですけど
(英語を勉強したいと思ってる人にオススメです。
僕はニュースのチョイスが面白くて聞いてます)、
その番組の話し手であるマミが「シャンプーはあんまりしてないよー」
と言っていました。
彼女は普通のシャンプーからオーガニックシャンプー、
そしてたまにシャンプーという段階で移行したそうです。
もう一つは、
オーシャンのお客さんで来てくれる美容師の方です。
僕がこの話しを彼女にすると、
「実は私、昨日二週間ぶりにシャンプーしたの」
と言いました。
彼女も敏感肌で色んなシャンプーを試したけど、
肌のためにはシャンプーのしすぎは良くないかも、
という考えになったそうです。
だけど、まだお客さんにはすすめれず、
自分を実験台にして試しているそうです。
こういう、経済圏から逸脱するマインドはしばし、
タコの触手にからめとられ、
情報という吸盤に縛り付けられて身動きが取れなくなりがちです。
そういう情報を振りほどき、
僕も自分を実験台にしたいと思います。
そして、
未来の子供たちの頭皮に少しでも貢献できればと思います。
チアーズ、頭皮。
今は三日に一回ぐらいです。
リンスをやめたのはもう三、四年前です。
当時付き合っていた彼女から、
「私のお父さん、体を洗う石鹸でそのまま頭まで洗うの」
という話しを聞いて僕はそれに男気を感じました。
「そうだ!男は髪の毛をサラサラにする必要なんてないんだ!」
と思って、それ以来リンスを使わなくなりました。
リンス・イン・シャンプーにしました。
石鹸は躊躇して、いまだ試したことはありません。
中学、高校ぐらいまでは、
男でもサラッとした髪の毛で良い匂いがするのがカッコよかったです。
憧れの不良の先輩がパンテーンなんかを使ってるのを知ると、
僕もそれまで使っていたシーブリーズを放って、
すぐにパンテーンに切り替えたりしました。
「2001」というシャンプーも一時高校時代に流行りました。
髪の毛が早く伸びるようになるというシャンプーです。
結局そのシャンプーに効果があったのかどうか
よく分からなかったですけど、
とにかく使いまくっていました
(ティーンエイジャーは髪型を短くしたと思ったら、
すぐに長くしたくなりますから)。
それが二十歳を過ぎてから、
最初はリンスインシャンプーに変えて、
それから「シャンプーのみ」というふうに段階を経て、
とうとう今では「シャンプー、三日に一回」です。
三日に一回と言っても、洗うのは毎日洗っています。
シャンプーをしてないと「不潔だ」ということもありそうですけど、
洗う時間はむしろ、
シャンプーのときよりもかかっています。
マッサージっぽく手揉みで念入りです。
まだ二ヶ月ぐらいですけど、
今のところ人から臭いとも言われてません。
僕はこの「シャンプーはたまにで大丈夫説」を勝手にはじめましたけど、
最近、この説を後押ししてくれる声が二つありました。
一つは、
最近Podcastで『バイリンガルニュース』を聞いてるんですけど
(英語を勉強したいと思ってる人にオススメです。
僕はニュースのチョイスが面白くて聞いてます)、
その番組の話し手であるマミが「シャンプーはあんまりしてないよー」
と言っていました。
彼女は普通のシャンプーからオーガニックシャンプー、
そしてたまにシャンプーという段階で移行したそうです。
もう一つは、
オーシャンのお客さんで来てくれる美容師の方です。
僕がこの話しを彼女にすると、
「実は私、昨日二週間ぶりにシャンプーしたの」
と言いました。
彼女も敏感肌で色んなシャンプーを試したけど、
肌のためにはシャンプーのしすぎは良くないかも、
という考えになったそうです。
だけど、まだお客さんにはすすめれず、
自分を実験台にして試しているそうです。
こういう、経済圏から逸脱するマインドはしばし、
タコの触手にからめとられ、
情報という吸盤に縛り付けられて身動きが取れなくなりがちです。
そういう情報を振りほどき、
僕も自分を実験台にしたいと思います。
そして、
未来の子供たちの頭皮に少しでも貢献できればと思います。
チアーズ、頭皮。
2014年5月19日月曜日
安全ピンという小道具
友達のぽっぽくんがインドに行ってきました。
ぽっぽくんは普段、岡崎市で塾をやっていて、
子供たちを教えています。
普通の学校の勉強とは異なり、
授業は年齢分けせずに
小さい子も大きい子も一緒にできる授業をするのが特徴の塾です。
たとえば漢字の語源を遡って考える問題。
象形文字から何を連想するかみんなで当てるといった、
情報力というよりも、
連想力が求められるような問題です。
そのぽっぽくんのインド旅行の目的は、
NGOで孤児の教育支援を行っている「ヴィシュワラヤ」の活動を
見学に行くというのがメインテーマでした。
ヴィシュワラヤはバンガロールという地域で活動しています。
通常の学校教育ではなく、
演劇を中心としたワークショップによる教育をしているそうです。
演劇による教育って何?
ぽっぽくんはヴィシュワラヤの施設で子供たちと寝起きを共にして
(ゲストは宿泊は無料だけど個室はないから一緒に寝る)、
昼間は一緒に遊んでいました。
そして日本に帰ってきたぽっぽくんは言いました。
「インドの子供たちは頭が良い!」
ぽっぽくんはこういうエピソードを話してくれました。
「ある朝、子供たちに囲まれて遊んでいたとき、
一人の男の子が握った手を出した。
なんだろうと思って手を差し出すと、男の子は僕に安全ピンくれた。
『安全ピン?』
だけど、この子にとっては大事なものかもしれないと思って、
くれたのか預かっといてくれという意味なのか分からなかったので、
僕は“胸のポケット”にピンを刺しておいた。
子供たちに英語は通じないのでジェスチャーでやり取りをしていた。
お昼を済ませて僕らは遠足に出かけることにした。
子供たちは10人ぐらいと共に。
僕らは山に登って川遊びをしたり、
日陰で寝転んだりしていた。
陽が暮れたので僕らは山道を戻りはじめた。
帰り道、森の中はもう真っ暗だった。
それでも子供たちはいつも歩いている場所だったから、
迷うこともなくすたすた遊びながら歩いていた。
すると突然、一人の男の子が泣き出した。
僕はドキッとして駆け寄った。
グループの中でもいちばん小さい男の子が座り込んで、
足を押さえて泣いていた。
『何かに噛まれたのか?』
『何かに刺されたのか?』
子供たちがなにやら僕に言っているけどさっぱり分からない。
僕がおろおろしていると、
一人の子供が僕に何かを訴えかけようとしていた。
その身振り手振りで訴える男の子が、
朝、僕に安全ピンをくれた子だということにすぐ気付いた。
そこで僕は、その子が安全ピンを欲しがっていることが分かった。
ところが僕は安全ピンのことなんてすっかり頭から抜け落ちていて、
もらってからどこに仕舞ったのかまったく思い出せなかった。
ポケットを全部引っくり返した(シャツの胸ポケット以外)。
僕は『ごめん、無くしちゃったみたいだ』と謝った。
男の子はあきれた顔をした。
その男の子は僕をしゃがませて、
胸ポケットに留めてあった安全ピンを取り外して見せた。
僕はやっと思い出した。
その子はちょっと怒っていた。
そして、何か言ったと思ったら背を向けて、
その安全ピンを足下の土の中に埋めてしまった。
申し訳ないと思っていた僕は『あ!』と言って、
すぐに懐中電灯を出して地面を探し、
埋めた形跡のある土の中から安全ピンを見つけた。
怒っていた男の子に僕は
「ごめんね」と言って安全ピンを渡そうとした。
すると男の子はにっこり笑って、
僕が左手に持っていた懐中電灯を取った。
土の中から取り出した安全ピンには見向きもせず。
そしてその男の子が何をしたかと言うと、
懐中電灯を持って、
泣きじゃくっている子の足に刺さっていたトゲを抜いた。
そして懐中電灯を僕に返した。
ちょっとまだ泣きべそかいている子をおぶって、
僕らは無事に山道を戻った。
分かる?
男の子は僕の懐中電灯を手に入れるために一芝居打ったんだ。
男の子は僕が安全ピンをどこにやったか忘れていると分かっていた。
それで、わざと僕を慌てさせて、
目的の懐中電灯を取り出すようなシナリオを作ったんだ。
安全ピンを小道具にして、
その場で即興でね」
ぽっぽくんは静かに語り終えた。
——超頭良い!
僕は感動して叫びました。
これが演劇による教育の効果なんでしょうか。
こういう即興が苦手な日本人は多い気がします。
僕はハーフですけど即興は苦手です。
日本人は交渉下手とかスピーチが下手だとか言われたりしますけど、
これは即興による教育が無いからかもしれないですね。
ぽっぽくんは普段、岡崎市で塾をやっていて、
子供たちを教えています。
普通の学校の勉強とは異なり、
授業は年齢分けせずに
小さい子も大きい子も一緒にできる授業をするのが特徴の塾です。
たとえば漢字の語源を遡って考える問題。
象形文字から何を連想するかみんなで当てるといった、
情報力というよりも、
連想力が求められるような問題です。
そのぽっぽくんのインド旅行の目的は、
NGOで孤児の教育支援を行っている「ヴィシュワラヤ」の活動を
見学に行くというのがメインテーマでした。
ヴィシュワラヤはバンガロールという地域で活動しています。
通常の学校教育ではなく、
演劇を中心としたワークショップによる教育をしているそうです。
演劇による教育って何?
ぽっぽくんはヴィシュワラヤの施設で子供たちと寝起きを共にして
(ゲストは宿泊は無料だけど個室はないから一緒に寝る)、
昼間は一緒に遊んでいました。
そして日本に帰ってきたぽっぽくんは言いました。
「インドの子供たちは頭が良い!」
ぽっぽくんはこういうエピソードを話してくれました。
「ある朝、子供たちに囲まれて遊んでいたとき、
一人の男の子が握った手を出した。
なんだろうと思って手を差し出すと、男の子は僕に安全ピンくれた。
『安全ピン?』
だけど、この子にとっては大事なものかもしれないと思って、
くれたのか預かっといてくれという意味なのか分からなかったので、
僕は“胸のポケット”にピンを刺しておいた。
子供たちに英語は通じないのでジェスチャーでやり取りをしていた。
お昼を済ませて僕らは遠足に出かけることにした。
子供たちは10人ぐらいと共に。
僕らは山に登って川遊びをしたり、
日陰で寝転んだりしていた。
陽が暮れたので僕らは山道を戻りはじめた。
帰り道、森の中はもう真っ暗だった。
それでも子供たちはいつも歩いている場所だったから、
迷うこともなくすたすた遊びながら歩いていた。
すると突然、一人の男の子が泣き出した。
僕はドキッとして駆け寄った。
グループの中でもいちばん小さい男の子が座り込んで、
足を押さえて泣いていた。
『何かに噛まれたのか?』
『何かに刺されたのか?』
子供たちがなにやら僕に言っているけどさっぱり分からない。
僕がおろおろしていると、
一人の子供が僕に何かを訴えかけようとしていた。
その身振り手振りで訴える男の子が、
朝、僕に安全ピンをくれた子だということにすぐ気付いた。
そこで僕は、その子が安全ピンを欲しがっていることが分かった。
ところが僕は安全ピンのことなんてすっかり頭から抜け落ちていて、
もらってからどこに仕舞ったのかまったく思い出せなかった。
ポケットを全部引っくり返した(シャツの胸ポケット以外)。
僕は『ごめん、無くしちゃったみたいだ』と謝った。
男の子はあきれた顔をした。
その男の子は僕をしゃがませて、
胸ポケットに留めてあった安全ピンを取り外して見せた。
僕はやっと思い出した。
その子はちょっと怒っていた。
そして、何か言ったと思ったら背を向けて、
その安全ピンを足下の土の中に埋めてしまった。
申し訳ないと思っていた僕は『あ!』と言って、
すぐに懐中電灯を出して地面を探し、
埋めた形跡のある土の中から安全ピンを見つけた。
怒っていた男の子に僕は
「ごめんね」と言って安全ピンを渡そうとした。
すると男の子はにっこり笑って、
僕が左手に持っていた懐中電灯を取った。
土の中から取り出した安全ピンには見向きもせず。
そしてその男の子が何をしたかと言うと、
懐中電灯を持って、
泣きじゃくっている子の足に刺さっていたトゲを抜いた。
そして懐中電灯を僕に返した。
ちょっとまだ泣きべそかいている子をおぶって、
僕らは無事に山道を戻った。
分かる?
男の子は僕の懐中電灯を手に入れるために一芝居打ったんだ。
男の子は僕が安全ピンをどこにやったか忘れていると分かっていた。
それで、わざと僕を慌てさせて、
目的の懐中電灯を取り出すようなシナリオを作ったんだ。
安全ピンを小道具にして、
その場で即興でね」
ぽっぽくんは静かに語り終えた。
——超頭良い!
僕は感動して叫びました。
これが演劇による教育の効果なんでしょうか。
こういう即興が苦手な日本人は多い気がします。
僕はハーフですけど即興は苦手です。
日本人は交渉下手とかスピーチが下手だとか言われたりしますけど、
これは即興による教育が無いからかもしれないですね。
2014年5月12日月曜日
ペコロスの由来
先週は玉ねぎの収穫がありました。
収穫量は家庭菜園よりは多く、
玉ねぎ専門農家の大量栽培よりは少ないです。
今ウチのガレージの中では四畳分ほどの広さで、
玉ねぎがブルーシートの上に広げられています。
パッと見何個あるのか勘定できません。
千個ぐらい?
と思って、ざっと数えてみました。
どれぐらいざっとかと言うと、
四角く一面に並んだ玉ねぎの縦と横の個数を数えただけです。
縦58個。
横66個。
これを掛けると3828個ということになります。
そんなにあるのか!?
小さいのも大きいのも隙間もあるので、
プラスマイナス千個ぐらいあるかもしれません。
どうもいい加減な計算ですみません。
ともかく、
先週はこの玉ねぎの中から小ぶりなペコロスを選び、
石窯でグリルしたものをサラダの付け合わせで出しました。
ペコロス。
小ぶりなプチオニオンのことをペコロスと呼びます。
ウィキペディアによるとペコロスという呼名は日本独自のものとなってます。
だけど由来は不明だそうです。
僕が思うにこの「ペコロス」は、
ペコロスと呼ばれる以前、
古代ギリシャのスパルタで生まれた発育の遅い子供のように、
谷底に捨てられていたのだと思います。
それがペコロスと呼ばれることによって、
「ペコロス?なんだ、かわいいじゃないか」という気持ちになり、
「かわいいから丸ごと使った料理にしよう」と。
発育の悪い玉ねぎは、
ペコロスと名付けられることによって守られた。
鹿とバンビ、
猪とうり坊、
鶏とひよこのような、
玉ねぎもそういう親子関係を築いた。
きゅうりを憶い出してください。
今スーパーに行けば小さいきゅうりがビニール袋にぎゅうぎゅう詰めにされて、
格安の値段で売られています。
そのきゅうりの商品名は「摘果きゅうり」と名付けられています。
摘果きゅうり。
悲壮な感じがありませんか。
一体誰が彼らを救いたいと思うんでしょうか。
何かもっとこう、
キュウカンバーとベイビーを掛けて、
キュウカンベビーとかにしたらどうでしょうか。
ピクルスとか糠漬けにして救ってあげようという気持ちにならないですかね。
あるいは。
ペコロスという名前が付けられたのは、
日本のどこかに玉ねぎ界でのし上がろうと考える人がいて、
その野心的な人物が小ぶりな玉ねぎの新しい市場を作るために、
かわいさ狙いを打って出た銭儲けのストーリーがあるかもしれない。
いや、やっぱり救いたい気持ちからだ。
いやいや、売ることが目的だったのだ。
いやいやいや、
ペコロスは甘くて柔らくて美味しいから、
ペコロスになったのだ。
収穫量は家庭菜園よりは多く、
玉ねぎ専門農家の大量栽培よりは少ないです。
今ウチのガレージの中では四畳分ほどの広さで、
玉ねぎがブルーシートの上に広げられています。
パッと見何個あるのか勘定できません。
千個ぐらい?
と思って、ざっと数えてみました。
どれぐらいざっとかと言うと、
四角く一面に並んだ玉ねぎの縦と横の個数を数えただけです。
縦58個。
横66個。
これを掛けると3828個ということになります。
そんなにあるのか!?
小さいのも大きいのも隙間もあるので、
プラスマイナス千個ぐらいあるかもしれません。
どうもいい加減な計算ですみません。
ともかく、
先週はこの玉ねぎの中から小ぶりなペコロスを選び、
石窯でグリルしたものをサラダの付け合わせで出しました。
ペコロス。
小ぶりなプチオニオンのことをペコロスと呼びます。
ウィキペディアによるとペコロスという呼名は日本独自のものとなってます。
だけど由来は不明だそうです。
僕が思うにこの「ペコロス」は、
ペコロスと呼ばれる以前、
古代ギリシャのスパルタで生まれた発育の遅い子供のように、
谷底に捨てられていたのだと思います。
それがペコロスと呼ばれることによって、
「ペコロス?なんだ、かわいいじゃないか」という気持ちになり、
「かわいいから丸ごと使った料理にしよう」と。
発育の悪い玉ねぎは、
ペコロスと名付けられることによって守られた。
鹿とバンビ、
猪とうり坊、
鶏とひよこのような、
玉ねぎもそういう親子関係を築いた。
きゅうりを憶い出してください。
今スーパーに行けば小さいきゅうりがビニール袋にぎゅうぎゅう詰めにされて、
格安の値段で売られています。
そのきゅうりの商品名は「摘果きゅうり」と名付けられています。
摘果きゅうり。
悲壮な感じがありませんか。
一体誰が彼らを救いたいと思うんでしょうか。
何かもっとこう、
キュウカンバーとベイビーを掛けて、
キュウカンベビーとかにしたらどうでしょうか。
ピクルスとか糠漬けにして救ってあげようという気持ちにならないですかね。
あるいは。
ペコロスという名前が付けられたのは、
日本のどこかに玉ねぎ界でのし上がろうと考える人がいて、
その野心的な人物が小ぶりな玉ねぎの新しい市場を作るために、
かわいさ狙いを打って出た銭儲けのストーリーがあるかもしれない。
いや、やっぱり救いたい気持ちからだ。
いやいや、売ることが目的だったのだ。
いやいやいや、
ペコロスは甘くて柔らくて美味しいから、
ペコロスになったのだ。
2014年5月5日月曜日
お香と髭剃り
部屋でたまにお香を炊くんですけど、
その横に電動髭剃りを置いていたら匂いが染みて、
朝剃るたびにお香の良い匂いがするようになりました。
今は貰い物のナグチャンパを炊いてます。
今までは水洗いと、
定期的にハンドソープを使って洗っていたぐらいだったので、
髭剃りを「良い香りが漂う道具」だと思ったことはありませんでした。
それが最近では髭剃りがちょっとしたリラックスタイムです。
髭剃りをするとお香が立ち昇るなんて、
なんて詩的なんだろう!
これはぜひとも男性スタッフたちに勧めてあげよう。
そう思って教えてあげると、
「え?髭剃り洗浄液使ってないの?
レモンの香りとか色々あるよ」
と言われました。
そこで分かりました。
文明社会とは適材適所なのだ。
変な組み合わせの無い世界なんだ。
昭和はたぶん石鹸一個で体から食器まで洗う世界でした。
(いや、そんなのは明治・大正ぐらいか?)
ともかく、それに対して、
台所用洗剤と風呂場用洗剤と金属用洗剤とトイレ洗剤が、
それぞれ配置されていくというのがグローバリズムなんです。
僕はそう再認識しました。
パスタにはオリーブオイル、
餃子にはごま油、
お菓子には菜種油。
こんな感じの、セット思考が一般的です。
立川志の輔の落語で、
嫁から薬局の買い物に行かされた旦那の話しがありました。
上に書いたみたいに洗剤がたくさん並ぶ棚の前に立って、
“普通の洗剤”というものもありました。
その違いを薬局の店員に説明してもらうんですけど、
「普通の洗剤は結局、
台所でも風呂場でも金属でもトイレでも使える洗剤だよね?」
と問い詰めて店員を困らせるという話しでした。
だから僕は髭剃り洗浄液は買わない、
と言いたいわけでもないです。
それはもう髭剃り洗浄液なら、
ハンドソープよりきれいに洗えるのかもしれないし、
お香よりも良い香りがするかもしれないし、
そんな便利なものならちょっと使ってみたいと思いました。
だけど僕はこの、
髭剃りとお香の変な組み合わせで、
髭剃り中に良い匂いがしてきたことについ嬉しくなったんです。
「おれだけの発見」な気がして。
ということで、今日も良い気持ちで髭を剃って仕事に行きます。
子供の日です。
雨予報ですけど、できるイベントはやってます。
メダカすくいとか、
英会話でおがくず鉛筆を作るとかやってますんで、
よかったら遊びに来てください。
その横に電動髭剃りを置いていたら匂いが染みて、
朝剃るたびにお香の良い匂いがするようになりました。
今は貰い物のナグチャンパを炊いてます。
今までは水洗いと、
定期的にハンドソープを使って洗っていたぐらいだったので、
髭剃りを「良い香りが漂う道具」だと思ったことはありませんでした。
それが最近では髭剃りがちょっとしたリラックスタイムです。
髭剃りをするとお香が立ち昇るなんて、
なんて詩的なんだろう!
これはぜひとも男性スタッフたちに勧めてあげよう。
そう思って教えてあげると、
「え?髭剃り洗浄液使ってないの?
レモンの香りとか色々あるよ」
と言われました。
そこで分かりました。
文明社会とは適材適所なのだ。
変な組み合わせの無い世界なんだ。
昭和はたぶん石鹸一個で体から食器まで洗う世界でした。
(いや、そんなのは明治・大正ぐらいか?)
ともかく、それに対して、
台所用洗剤と風呂場用洗剤と金属用洗剤とトイレ洗剤が、
それぞれ配置されていくというのがグローバリズムなんです。
僕はそう再認識しました。
パスタにはオリーブオイル、
餃子にはごま油、
お菓子には菜種油。
こんな感じの、セット思考が一般的です。
立川志の輔の落語で、
嫁から薬局の買い物に行かされた旦那の話しがありました。
上に書いたみたいに洗剤がたくさん並ぶ棚の前に立って、
“普通の洗剤”というものもありました。
その違いを薬局の店員に説明してもらうんですけど、
「普通の洗剤は結局、
台所でも風呂場でも金属でもトイレでも使える洗剤だよね?」
と問い詰めて店員を困らせるという話しでした。
だから僕は髭剃り洗浄液は買わない、
と言いたいわけでもないです。
それはもう髭剃り洗浄液なら、
ハンドソープよりきれいに洗えるのかもしれないし、
お香よりも良い香りがするかもしれないし、
そんな便利なものならちょっと使ってみたいと思いました。
だけど僕はこの、
髭剃りとお香の変な組み合わせで、
髭剃り中に良い匂いがしてきたことについ嬉しくなったんです。
「おれだけの発見」な気がして。
ということで、今日も良い気持ちで髭を剃って仕事に行きます。
子供の日です。
雨予報ですけど、できるイベントはやってます。
メダカすくいとか、
英会話でおがくず鉛筆を作るとかやってますんで、
よかったら遊びに来てください。
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