先日スタッフのみんなで見学にお邪魔しました。
社会科見学です。
ぼくは鶏舎についてはまったく詳しくありませんけど、
ここの南知多町の鶏舎はなんとも風通しが良くて快適そうな場所でした。
ニワトリが驚くといけないのであんまり近付くことはできません。
事前に「赤いものは身につけないように」とも言われてました。
赤色に気を付けないといけないのは牛だけかと思ってましたけど、
ニワトリは赤色を見ると興奮して玉子を産まなくなるそうです。
こちらの農園では鶏が平飼いされております。
平飼いとはケージに入れられず広い場所で飼われていることを言います。
サッカーグラウンドぐらいの広さに鶏舎が並んでいて、
ぜんぶで500羽いるそうです。
ぼくらは7人でしたけど、
鶏舎の周りを歩くのに「一塊になって移動するように」とのこと。
ばらばらに多人数が歩き回ると
ニワトリが外敵だと反応して興奮するのでこれも精神衛生上よくないのです。
そして、大きな声を出さずに声を小さく。
そんなふうに気をつけていることもあって
たくさんニワトリがいるのに水を打ったように静かです。
緑の芝生の上をさらさら流れる風の音と、
ニワトリがもぞもぞ動く音が聞こえるだけの静けさです。
ニワトリとはコケコケ騒がしくするものだとばかり思ってましたが、
静かなのが正常な状態のようです。
「ここの鶏舎には、他の鶏舎ならどこでもあるものがありません。
なんだか分かりますか?」
とガイドをしてくれた若奥さんの由岐穂さんがぼくらに質問を出しました。
鶏糞の山がない、というのが答えでした。
これだけのニワトリがいると必ず蓄積する鶏糞。
では毎日たくさん出る鶏糞はどこにいくのか。
これがなんと、どこにもいきません。
どこにもいかないというか、
ニワトリは糞をしたらそのままだというのです。
するとその糞がどうなるのかというと、
土の中にいるバクテリアが分解してくれて土と一緒になるのです。
その結果ぐちょぐちょの糞は分解されて、
さらさらの土になり、
その土がたまったら畑での野菜作りに使われるのです。
このとてつもなくすごい循環型の玉子・野菜の生産方式の詳しいことは
こちらのホームページでご覧ください。
こちらの「さとの玉子」は貴重で数にかぎりがありますけど、
キッチンでは手打ちパスタに、
ピッツェリアでは玉子がのったピザのビスマルクに使う予定です。
ぜひ食べてみてください!
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