部屋でたまにお香を炊くんですけど、
その横に電動髭剃りを置いていたら匂いが染みて、
朝剃るたびにお香の良い匂いがするようになりました。
今は貰い物のナグチャンパを炊いてます。
今までは水洗いと、
定期的にハンドソープを使って洗っていたぐらいだったので、
髭剃りを「良い香りが漂う道具」だと思ったことはありませんでした。
それが最近では髭剃りがちょっとしたリラックスタイムです。
髭剃りをするとお香が立ち昇るなんて、
なんて詩的なんだろう!
これはぜひとも男性スタッフたちに勧めてあげよう。
そう思って教えてあげると、
「え?髭剃り洗浄液使ってないの?
レモンの香りとか色々あるよ」
と言われました。
そこで分かりました。
文明社会とは適材適所なのだ。
変な組み合わせの無い世界なんだ。
昭和はたぶん石鹸一個で体から食器まで洗う世界でした。
(いや、そんなのは明治・大正ぐらいか?)
ともかく、それに対して、
台所用洗剤と風呂場用洗剤と金属用洗剤とトイレ洗剤が、
それぞれ配置されていくというのがグローバリズムなんです。
僕はそう再認識しました。
パスタにはオリーブオイル、
餃子にはごま油、
お菓子には菜種油。
こんな感じの、セット思考が一般的です。
立川志の輔の落語で、
嫁から薬局の買い物に行かされた旦那の話しがありました。
上に書いたみたいに洗剤がたくさん並ぶ棚の前に立って、
“普通の洗剤”というものもありました。
その違いを薬局の店員に説明してもらうんですけど、
「普通の洗剤は結局、
台所でも風呂場でも金属でもトイレでも使える洗剤だよね?」
と問い詰めて店員を困らせるという話しでした。
だから僕は髭剃り洗浄液は買わない、
と言いたいわけでもないです。
それはもう髭剃り洗浄液なら、
ハンドソープよりきれいに洗えるのかもしれないし、
お香よりも良い香りがするかもしれないし、
そんな便利なものならちょっと使ってみたいと思いました。
だけど僕はこの、
髭剃りとお香の変な組み合わせで、
髭剃り中に良い匂いがしてきたことについ嬉しくなったんです。
「おれだけの発見」な気がして。
ということで、今日も良い気持ちで髭を剃って仕事に行きます。
子供の日です。
雨予報ですけど、できるイベントはやってます。
メダカすくいとか、
英会話でおがくず鉛筆を作るとかやってますんで、
よかったら遊びに来てください。
毎回おもしろい言葉ひろうよね。楽しく拝見しています。
返信削除コメントありがとうございます!
返信削除何よりのお褒めの言葉でうれしいです。
またヒマがあればのぞいてください。