2012年2月17日金曜日

コンポスト化とハゲ山

オーシャンで出る生ゴミは
お店のとなりのハーブ畑にいきます。
コンポスト化するために、
容器に投入するのです。

生ゴミはそのまま埋めても
堆肥としては使えないのです。
知ってましたか?
ぼくはそんなことすら知りませんでした。

ぼくは10代のころおしゃれな観葉植物を
部屋の机に置いてました。
10何年も前からぼくはエコロジーを売りにして、
女の子のポイントを稼ごうとしてたのです。

そういう不純な動機から植物は弱り、
水をあげても回復の兆しを見せませんので、
「そうだ肥料だ!」と思いつきました。
そこで食べ残しのバナナを皮ごと突っ込み、
これでたっぷり栄養をとれよと念じました。

予想されるとおり、
事態は深刻さを増しました。
繊細なはっぱは一枚落ちて、
また一枚落ちて、
代官山のカフェにでも並んでそうなものが、
ただのハゲ山になりました。
(持ち主として無情かもしれませんが、
実際のところそうなってしまったのです)

つまりぼくは生ゴミを、
コンポスト化していなかったのです。
生ゴミもコンポストを媒介しなければ、
やっぱりただの生ゴミなのだ。

生ゴミは発酵させなければ、
「ただのゴミ」どころか
畑の土を悪くさせるものにしてしまうんですね。
畑の作物の育ちを悪くしてしまう。

そこで考えてみると、
人だって「勉強」だと思ってたことが
生ゴミのままだったら、
生活の中から収穫できるものが
減ってしまうんじゃないのか。

そこらへんに転がってる「情報」というのは
生ゴミではないのか、と。
だから生ゴミを自分の知識として振る舞っても、
いまいち充実感が湧いてこない。
むしろむなしくなる。

ぼくもどうにかして
ハゲ山になることを防がなければなりません。
麹菌でもシャンプーに使ってみようかしら。


牧一心

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