2014年3月6日木曜日

風呂の栓

風呂を入れるためにお湯を出し、
溜まったと思って入ろうとすると、
実は風呂桶の栓をしていなかった、
ということが僕には稀にあります。

こんなガッカリくることはありません。
こっちはもう裸です。
浴室内はお湯が溜まっているとき以上に、
もやもやと湯気で白くなっています。
お湯はジャバジャバ勢いよく出てきているんですけど、
そのままゴボゴボいって排水口に流れ出ている。
悲しい。

それで、あることに僕は気付きました。

「お金を湯水の如く使う」という言い方がありますけど、
僕は湯水を湯水の如く使ってしまった、ということになります。
「財産を蕩尽する」という言い方がありますけど、
僕はお湯を蕩尽してしまった、ということになります。

昔の人にとって「お湯」は大事にしないといけないもので、
お湯の無駄遣いは財産を食いつぶす筆頭な行為だった。
お湯の垂れ流しは消費の象徴だった。
それでこういう言い回しが生まれたんです。
どうですか、違いますか?(えへん)

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