2012年12月22日土曜日

映画は監督

映画でいちばん大事なのが監督だってことを、
ずっと知りませんでした。
それまで何を基準に選ぶかといったら、俳優でした。

シュワルツェネッガー、
ブラッドピット、
ニコラスケイジ。
そしてこういうスターたちがパートナーとかライバルで、
出演するのが映画の最高峰だと思ってました。

『パルプ・フィクション』のトラボルタにブルース・ウィリスに
サミュエル・ジャクソンとか、
『ギルバート・グレイプ』のジョニー・デップとデカプリオとか、
『ファイト・クラブ』のブラピとエドワード・ノートンとか。

でも、これらの映画にこの人たちが出演する前と後では、
俳優自身の名前の売れ具合が断然変わってます。
それでどうしてこれらの映画で売れて人気が出たのかっていったら、
監督の力が相当大きいんだということが分かってきました。
登場するのは俳優で、
撮るのはカメラマンで、
ストーリーを書いてるのは脚本家だけど、
それらをかっこよくしたり面白くするのが監督だったんですね。
ははー、そうなのか、
監督にもっと注目しなきゃなと思いました。

そういうことでしばらく前から、
名監督と言われる人の映画を少しずつ見はじめてます。
昨日見たのはヒッチコックの『めまい』でした。
いくら傑作だと言われてても、
画像の質が悪いとちょっとナメてかかってしまいます。
古典映画なんて単純なストーリーなんだろう、と。

『めまい』は開始3分で引き込まれて、
この冒頭でキングオブサスペンスとは彼のことだと思い知らされて、
それから終わるまで、愛とミステリーの雨あられでした。
はー面白かった。

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