2013年2月5日火曜日

土地と食

・明日は「海・mono・野菜」の日です。
6日の予約は一杯となりました。
21日の方も残り数名になっていますので、
検討されてる方は早めの連絡をおすすめします。

・昨日から『地上の飯——皿巡り航海記』を読んでいる。
こないだまで読んでた『飲み食い世界一の大阪』で僕の食欲は
完全にお好み焼き、寿司、餃子モードになっていたんですけど、
『地上の飯』ではそういう〈みんなが好きなもの〉とは別の、
聞いたことのない食べ物について書かれている。

「塩魚ケーキって、どんなものですか?」

「小麦粉の種(ドウ)を丸めて平らにして揚げた、
ちいさいパンケーキ形の揚げパンみたいなものに、
甘辛く煮つけたお魚のフレークが添えてある。
魚はコッドフィッシュ。鱈である。
貯蔵用に塩漬けして干した鱈を、水を漬けて戻して塩抜きし、
煮て、たたいて繊維状にして、スパイスなどで味つけをする」

これは塩魚ケーキについて書く冒頭あたりのところですけど、
グルメ本と違うのは料理の説明がなんだか詩っぽいです。
『飲み食い世界一の大阪』も『地上の飯』も、
ともに食べ物だけじゃなく土地と人についても書かれてる。

本を読んで「これを食べに行きたい!」
と思うことは思うんですけど、
土地と人と食べ物の結びつきは強いと思った。
どこでも同じ物が食べられる街になっている中で、
そこの土地でしか食べれないもの、
そういうものを見つけれる食生活は楽しいと思います。

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