2013年9月2日月曜日

ナポリ携行品

旅行は本選びに時間がかかります。
どんな本を持って行くかによって、
旅行中の気分はだいぶ違うと思います。

たとえば、
パリの風を感じようと思ってランボーの詩集なんか持って行くと、
あの灰色の空みたいに憂鬱になります。

ラスベガスに村上春樹の組み合わせも悪いです。
せっかくカジノがあるのに「ヤレヤレ」という気分になって、
大胆なベットができなくなります。

旅行と本の良い組み合わせを見つけるのは難しいです。
でも僕は今日のナポリ行きに供えて、
ホテルを取るより航空券を取るよりも先に、
持って行く本を選びました。

今回はこれです。
東海林さだお四冊、内田百閒を一冊。
『タコの丸かじり』
『キャベツの丸かじり』
『トンカツの丸かじり』
『ショージ君のぐうたら旅行:2』
『阿房列車』

旅行中に本を読み終わってしまうことが心配で、
いつもつい持って行きすぎがちです。
しかし、そんな心配も今の僕にはありません。
これらの本は内田百閒を除いてすべてKindleです、ふっふっふ。
買ってからほとんど使っていないKindleが
とうとう活躍します。

内田百閒はKindleの電池が消えたときの、
保険を兼ねています。

ナポリと東海林さだお、合うと思いませんか?
「ナポリを見てから死ね」と
「さだおを読んでから死ね」は、
同じレベルぐらいじゃないですか。

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