2013年9月23日月曜日

オイルフォンデュとただのせっかちの違い

最近は家で料理をしてないですけど、
ヒマだとたまにします。
家でやる料理の中でぼくが特に好きなのは、
アジフライです。

あの揚げたてのアジフライといったらもう……ないです。
揚げたてをあぶらとり紙に乗せて、
まだジクジクいっている油が落ちるのを少し待ってから、
すぐにソースとマヨネーズをかけて口に持っていく。
いや、間違えました。
マヨネーズ、ソースの順番でお願いします。

少しでもサクサク感を維持するために、
ソースは衣が吸収しすぎてしまうから、
マヨネーズで保護するようにしてあげてください。
マヨネーズの凹凸にソースが溜まってる状態、
これを理想とぼくは考えております。

しかし、ただサクサクにしたいだけなら、
そこまで気を使わなくてもいいです。
普通に揚げて、
食卓のキャベツが載った皿に盛っていただきますと言って、
それで食べても十分サクサクです。

それに加えてぼくはアツアツであってもらいたい。
アツアツのアジフライの中身がどうなっているか。
中身がトロトロです。
アジの身と、そこから出た身の油と、
まだ落ちきっていない揚げ油が渾然一体となり
トロトロ状態となっています。
(この揚げ油感がイヤなものにならないように、
米油とかひまわり油とか、
良い揚げ油を使いましょう)

ということで、
サクサクかつアツアツを保ったまま口に運ぶこと。
これがフライもの一から十の心得です。
ぼくはこれを極限まで押し進め、
フライをするときはキッチンコンロの上に
ご飯とビールを用意するようにしました。

コンロの横にはあぶらとり紙を敷いた皿を置いて、
すくい上げたアジを五秒ほど油が落ちるまで待って、
そこにダイレクトにマヨネーズとソースをかけちゃいます。
最低五秒は待たないと火傷は必須です。
(ぼくはこれが待てず何回も火傷している)

そういえば、このトロトロアジフライを目指すために、
アジは揚げるちょっと前にさばいてもらったのを選びましょう。
そのためには魚屋さんに行かないといけない。
さばいて時間が経ったのは乾燥してアジエキスが抜けてしまいます。

でも何ですかね。
オイルフォンデュというお洒落料理がありますけど、
ぼくがやってることは、そういうことじゃないですか。
でも何か、キッチンコンロの上にご飯とビールを並べて
食べるのはお洒落に見えないですよね。
おかしいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿