今朝は屋根の上の物音で目を覚ましました。
僕の寝床は二階にあるんですけど、
枕元に東面の窓があります。
その窓を開けると瓦屋根があり、
ウチの猫は家に入りたいときその屋根を伝って窓まで来て、
開けてやるまでずっと鳴いています。
ともかく今朝、外から聞こえてくる物音で目が覚めました。
「ナツー、ナツー」と声が聞こえてきます。
ウチの瓦の屋根はトタンが延長されていて、
離れの物置の屋根にとどいていて、
さらにその離れからすぐ隣家の屋根にまで続いています。
トタンの屋根ですから人は上がれませんけど、
猫は便利な通行ルートとしてよく使ってます。
外を見ていると近所の猫がよく横切っていきます。
「ナツー!おいでー!」という声がすぐ近くで聞こえてきて、
僕はすぐ外の出来事だと思ってカーテンを開けたら、
目の前に猫がいました。
隣家の人は自分の家の屋根から身を乗り出して、
猫じゃらしのオモチャを垂らしてました。
家の下からはおばさんが脚立に乗って、
物干し竿に紐をくくりつけたのでおびき寄せてました。
ナツは尻尾がふさふさした白とグレーの若い猫です。
僕が窓を開けるとすぐに逃げ去って、
ウチと隣家の間に座りました。
僕は自分の家のカルカンを皿に載せて、
屋根に出ました。
でも、両サイドからの挟み撃ちをしても
猫はどっち側にも興味を示さず、
トタンの上で転がったりしてます。
大人三人がかりの誘いは効き目がありませんでした。
結局、向こうの家の人が自分の部屋に戻ると、
ナツも走って隣家の屋根に移り、
その窓に飛び込みました。
みんな家に帰って静かになると、
今度はウチの猫がそろそろと屋根に上がってきて、
窓から部屋に入りました。
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