2013年4月21日日曜日

ヒカリズ・フィッシュバーガー

昨日の夜は貸切りパーティーで、
お客さんとの〈合作プレート〉を作ると書きました。
メインのフィッシュバーガーを作ってくれたのは、
魚屋の嫁です。
名刺の役職欄に〈嫁〉と書いてあります。
たぶんこの会社においては〈専務〉や〈社長〉よりも
〈嫁〉がいちばん偉い人だと思います。




そしてこの「カネカ神田」という魚屋のお嫁さんは、
すばらしく愛想がよくて料理上手な人でもあります。
ハンバーガーもバンズから作ってありました。

どんな魚を使うんだろうと思っていたら、
黒ムツでした。
黒ムツといったら定食屋に行くと、
けっこう高い値段が付いているのをよく見ます。

この黒ムツのフィッシュバーガーを
スタッフももらってしまいました。
すぐに食べてしまいたいお腹のグルル感を抑えて、
集中して食べるために、
ビールとともに食べるためにテイクアウトしました。

家に帰ってすぐにバーガーのかわいい紙袋を開ける。
後ろの綴じ目に「OPEN」というシールが張ってある。
気配りが半端じゃありません。
そういえば名刺の入った袋の中には、
ミントのガム一枚、綿棒、耳かき、絆創膏が
入ってました。

半端じゃないアフターケアです。
もしハンバーガーを食べてる途中、
手持ち無沙汰になったら耳かきができる。
もしハンバーガーを食べるときに勢い余って指まで噛んでしまっても、
ケガの応急処置ができる。

早速トースターで少し焼く。
バンズの表面にちょっと焦げ目が付くぐらい。
トースターから皿の上に出す。
それをテーブルの上に置いて、まず眺める。
白いバンズ。
はみ出た黒ムツのフライ。
焼けてしおれたレタス(仕方ない、黒ムツのが重要)。

両手でハンバーガー全体のバランスが崩れないように持ち、
食べる。
ふんわりしたバンズを通り抜け、
黒ムツのフライの衣に突き当たる。
さっくりした衣から、
ほろほろの柔らかい身が出て来る。
「おお、フィッシュバーガーだ!」という感じの魚です。
黒ムツという選択肢は的を得ていた、
と合点がいきます。

魚屋さんじゃなかったらこうはいかないでしょう。
耳かきをするヒマもなく食べてしまいました。

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