2014年2月19日水曜日

他人に起こることは自分にも起こる

「どうしたら見たことを忘れることができるんだろう、
自分には絶対起こりえないことだ」
といつも思ってました。

一回見た映画を気付かずに再びレンタルして、
見てる途中に「あ、これ前見たやつだ」
と思い出す現象。

しかも冒頭で気付くならまだしも、
クライマックス辺りでやっと
「あ、これ前見たやつだ」と思い出す人がいます。
そういう話しを聞く度に僕は
「ちょっとこの人の頭はどうかしてるんじゃないか」
と内心思ってました。

とうとう僕も同じことをしてしまいました。
『ヤング≒アダルト』を二回レンタルしてしまいました。
しかも悔しいことに、二度目に借りるとき僕は
「この映画ずっと見たいと思ってたんだよな」
と、鑑賞するのをすごく楽しみにして。

冒頭の十分過ぎまで気付きませんでした。
「こういう展開のストーリー知ってるぞ」ていどで。
そこで“デブ差別”を受けて学生時代イジめられていたマットが登場して、
やっと思い出しました。

見たことは思い出したんですけど、
クライマックスを思い出すことができません。
これは、クライマックスまで気付かなかった人と、
どっちがひどいんでしょうか?

確か、マンガの『H2』で雨宮ひかりが、
三回ぐらい同じ内容のビデオをレンタルするエピソードがありましたけど、
それは悲しみと切なさを間接的に伝える秀逸な演出でした。

だけど僕の周りにいる人も、僕も、
悲しみと切なさが漂うどころか、
「ちょっとアホじゃん」
というため息しか出てきません。

結末はどうしても思い出せなかったんですけど、
見たことに気付いた途端、見たいという意欲が無くなったので、
すぐに止めました。
確か面白かったはずです。

0 件のコメント:

コメントを投稿