2012年6月21日木曜日

ノーマルな変態と、正常なアブノーマル

リリー・フランキーはこう言ってました。
「ノーマルをちゃんと分かってるから。
変態じゃない人は、日常からアブノーマルですからね」

もしこれをオーシャンの変態ことヤーマンが読んだら、
彼はどう考えるだろう、ということを僕は考える。
自分は真面目にやっているつもりなのに人から変態だと言われ、
日が経つにつれてイジられることに快感を見出しはじめた男ヤーマン。
彼は「変態をちゃんと分かりはじめた」のかもしれない。

人はレッテルを貼られると長所が生きると思う。
「お前、怒られるためにわざと失敗しただろ!」
みたいなツッコミも気兼ねなくできます。
反対に、もし相手が変態でも他のものでもなんでもなかったら、
「失敗したか!」みたいな指摘はしにくいです。
もしナイーブな人で自分のツッコミのせいで相手がうつになったら困ります。

でも、たとえば「ナイーブな人」だというレッテルが自他ともにあれば、
その人に対して自由に指摘できます。
Mちゃんというテンパる女の子がいた。
お客さんのコップに水を注ごうとしたら、
忙しくて動揺していたことから自分の腕に水を注いでしまったほどだ。
「よ!ナイブプレイ!」
ナイーブを自分で分かってたらナイーブは長所になってくと思う。

それが「わたしはナイーブなんかじゃない。正常だわ」
みたいな心の叫びがある人がアブノーマルになるんでしょう。
自分のことを正常だと思ってるときは、
「ちょっと自分アブないぞ。うふふ」
って思うぐらいがちょうどいいようです。

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