2012年6月30日土曜日

砂かけ男女

球を投げる代わりに砂を投げる男がいる。
砂を拾って丸めて握り返す女がいる。
砂を投げる人は一粒でも当たればいいと思って投げる。
たくさんの人に当たることもあれば、
まるっきり誰にも当たらないこともある。

会話のキャッチボールって言いますけど、
直球には答えにしても質問にしても
「さあ、どっち?」みたいなところがあります。

たとえば「変顔」という砂を相手に投げかけるとする。
相手は「なぜこの人はいきなり変顔をしたのか?」と考える。
それに対して、無視をするのもなぜ変顔なのかと問いかけるのも、
または変顔返しをすることも自由、だ。
直球ではないから受ける必要がない。

観光地では質問も答えもほとんど直球です。
余計なやり取りをするヒマとか余裕が、
観光する側になかったりするのかも。

喋ることも実際的なことが多くなるような気がします。
だからといって知らない人に変顔をして、
怒られてもいやだしなー。
砂を投げかける会話がどんなものか考える今日ラニカイです。


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