2012年8月12日日曜日

クランブル作戦

本を買ってから気付いたんですけど、
村上春樹の『辺境・近境』と、
内田樹の『日本辺境論』。
「辺境」がダブルでやってきました。

「中央から遠く離れた地帯」
とヤフー辞書に書いてあります。

村上春樹はその旅行記の中で、
「いちばん大事なのは、
このように辺境の消滅した時代にあっても、
自分という人間の中にはいまだに辺境を作り出せる
場所があるんだと信じることだと思います」
と書いてあって、僕はそうだそうだ!
なんて思ってまた嫌いな旅行に行きたくなりました。

内田樹はその本の中にこう書いてました。
「『辺境』は『中華』の対概念です。
『辺境』は華夷秩序のコスモロジーの中に置いて
はじめて意味を持つ概念です」
出た!コスモロジーです。
今度オーシャンではオールナイト・レイブ、
「コスモス」が開催される予定です。
あんまり関係ないですけど。

心の内のまだ見ぬ辺境とコスモス。
ハート&ユニヴァース。
コブクロの片割れよりもでかく、別の片割れよりも小さい。
So what?
・・・・No idea。

丁度一ヶ月前、僕は何をやっていたのかを思い出そうとしてます。
僕は記憶力が悪くて、何かに書き付けておかないと、
スコーンのclumbがぽろぽろと落ちるように記憶を失くしてしまう。

そういえば僕は「clumb」という単語が好きです。
「くず」と言うより「クラム」のほうがお菓子っぽいじゃないですか。
ぽろぽろと皿に落ちたスコーンのclumbを、
最後のコーヒーの一口と一緒に食べる。

記憶のくずを拾い集めるよりは、
記憶のclumbのほうが役に立ちそうですし。
そういうお菓子とか記憶がパラけたやつを、
おいしく形容する日本語があるといいのに。

「コナ100%」とか、
「メルヘン粉」とか。
スコーンのコナ100%を指で集めて食べるとか、
記憶のメルヘン粉を拾い集めるとか。
どうですか、くずよりも有益そうじゃないですか。
熟語になってないですけど。

あ、一ヶ月前の記憶?
もう思い出せません。

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