フットサルチームのカフェ・オーシャンズは、
活動をはじめてかれこれ半年ぐらいが経ちそうです。
徐々にみんなに動きのキレが出てきていました。
それが昨日、一ヶ月ぶりぐらいのフットサルでしたけど、
肉体が退化していました。
二週間置きのトレーニングで向上していた身体は、
「ふりだしに戻る」になりました。
その中でも特にひどかったのが、
西三河を代表するロックバンド「BLANKA」のボーカルたいちくんです。
たいちくんは昨日、アスリートが使ってそうなレギンスを履いてきました。
「今日はおれ、これ履いてるからちょっと違うよ、動きが。
見ててよ。すごいキレを見せるで」
そんな宣言をウォーミングアップ中にぶっていました。
「それはすげーやたいちゃん、いいないいなー」
みたいな声が上がっていました。
そのレギンスはかなり高性能らしく、
一足で一万なんぼするらしいです。
一時間後、たいちくんが選手交代でベンチに下がるとき、
彼はふらふらしていました。
「だめだ。なんか、頭がクラクラする。締め付けられてる気がする」
たいちくんはほぼ白目になっていました。
「こんなのはもう履いとれん。脱いでくる!」
それから十分後、レギンスを脱いだたいちくんが戻ってきました。
「なんか変だ!スースーする。変な感じだ」
彼は再びプレーを開始するとすぐにまた言いました。
「やっぱりスースーする。気持ちが悪い。もう今日はヤレン」
彼はふてくされていました。
一万なんぼのレギンスの高性能具合を熱弁していた彼のすごい自信と、
急転直下のふてくされ具合。
はじまりの歓喜と、終わりの無念。
人生「ふりだしに戻る」になってもこうはなりたくありません。
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