2012年9月21日金曜日

古書ミュージアムに行く

古書ミュージアムの「西尾市岩瀬文庫」に行ってきました。
今は《耕す》という、農業をテーマにした企画展をやっています。
江戸時代の農業書が色々並んでいました。
専門知識のない僕は立ち入ったことは分からないですけど、
田んぼの中を馬とか牛に道具を引かせてたとか、
蜜柑は昔から紀州がすごかったとか、
ははあー、なんて頷きながら見てました。

農業全書とか活字の本が半分ぐらいで、
絵図が入った本もたくさんありました。
A4サイズぐらいの絵でこういうのがありました。
畑を耕してる男とか女の人たちがいて、
収穫した稲をかついでる人とか、天気を見てる人もいる。
それで一人一人に吹き出しが付いている。
なんだこれは、マンガじゃないか!
昔の字で、おまけに滲んでるからよく読めないけど、
何か喋っています。

「何だか雲行き怪しんべよー、はええどご切り上げっか」
「まーた弥助どんがゆっとるわ、けえりてぇばっかやろが!」
「長さんしがだねぇわよー。弥助どんは嫁さんだいすきやっから、
ねーみんな?」
「ガッハッハ、ウフフフ」
おそらくこういうことが書いてあります。

ここの博物館はけっこう豪華な建物です。
展示室が広々としてます。
でも4分の1ぐらいは次回の企画の広告ポスターが貼ってあります。
そういうものは掲示板とかしかるべきとこに貼って、
しかるべき資料がもっと出ると充実するんじゃないか、
なんて思ったりもするんですけど。

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