昨日は仕事帰りに魚屋さんに寄って、
サバを勧められたのでそれを買って帰りました。
二枚におろしてもらって、
一枚は塩をもんで、
もう一枚は竜田揚げ用にそのままもらいました。
でも片栗粉が家になくて、
代わりに小麦粉を使って焼きましたけど、
さっくりとした食感になって
身がこれまた脂が乗っていてふっくらとしている。
こんなにうまかったか、サバよ。
せっかくなんでイタリアの詩人ウンベルト・サバの、
「山羊」という詩から一節。
「おれは 山羊に話しかけた。
たった一匹 草地につながれていた。
草に飽き 雨に
濡れて 啼いていた」
何の変哲もない冒頭部分ですけど、
僕はこの景色を佐久島に行くといつも見るので、
なんとなく引きつけられました。
まだ山羊には話しかけたことないので、
今度行ったときは話しかけてみます。
サバを食べて、サバの詩からヤギを引用する。
なかなかオーシャンにはそぐわない、
動物性タンパク質が全開な感じです。
サバはユダヤ語でパンって意味だそうですけど、
だからトルコ名物のサバパンはグローバル的な視点に立つと、
語義反復でパンパンということになります。
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