2012年9月27日木曜日

グローバルなサバ

昨日は仕事帰りに魚屋さんに寄って、
サバを勧められたのでそれを買って帰りました。
二枚におろしてもらって、
一枚は塩をもんで、
もう一枚は竜田揚げ用にそのままもらいました。

でも片栗粉が家になくて、
代わりに小麦粉を使って焼きましたけど、
さっくりとした食感になって
身がこれまた脂が乗っていてふっくらとしている。
こんなにうまかったか、サバよ。
せっかくなんでイタリアの詩人ウンベルト・サバの、
「山羊」という詩から一節。

「おれは 山羊に話しかけた。
たった一匹 草地につながれていた。
草に飽き 雨に
濡れて 啼いていた」

何の変哲もない冒頭部分ですけど、
僕はこの景色を佐久島に行くといつも見るので、
なんとなく引きつけられました。
まだ山羊には話しかけたことないので、
今度行ったときは話しかけてみます。

サバを食べて、サバの詩からヤギを引用する。
なかなかオーシャンにはそぐわない、
動物性タンパク質が全開な感じです。

サバはユダヤ語でパンって意味だそうですけど、
だからトルコ名物のサバパンはグローバル的な視点に立つと、
語義反復でパンパンということになります。

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