今日はシンジさんが冬瓜をたくさん収穫してきました。
「これだけ食べたら冬瓜死するなー」と言うので、
僕は冬瓜死とはどんな死に方かと聞きました。
「飲み込んだ冬瓜が腹の中で成長して、
心臓に蔦が絡み付いた後、
冬瓜の実がなってそのトゲが心臓に刺さって、ウッ!
となって死ぬ」
らしいです。
「それで死ねたら本望だなー!」
とシンジさんは言ってました。
その後ランチタイムで厨房で仕事をしていると、
店長のJ子さんはこう言いました。
「私は昔、髪の毛の中で種が育った」
頭から発芽したのがぴょこんで出ていたのを、
気付いた友達が抜いてあげたみたいです。
何年か前に父親が、
30年間維持した長髪を切ることにしました。
父親は長い髪を一本の太い束にして固めていて、
頭の上で少しずつ伸びていました。
一体何年それが束になっていたか分からないですけど、
切ろうとしたときには太い枝のように固くなっていて、
ハサミで断髪しようとしても、
ちょっと刃が食い込むだけでまるで切れません。
それでカッターナイフを使って、
ノコギリを引くようにするとやっと切れました。
僕らは切り取ったその太い髪の束を不思議にいじっていると、
中から小枝が出てきました。
もうちょっと置いておいたら、
葉っぱが付いたかもしれないと思うと、残念です。
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