2013年11月27日水曜日

時間をかけることの効用

・『清洲会議』かどっちにしようかと迷って、
『そして父になる』を見てきました。
自分の子供と他人の子供が入れ替わっていたことが発覚した、
二家族の話しです。

僕には子供がいないですから想像しかできないですけど、
血を選ぶか、時間を選ぶか、
となったらどっちも大事な気がして悩んで困ります。

・長い時間一緒にいる人に対しては、
こないだブログでバジルペストを作ったことでも書きましたけど、
時間をかけると人・物にかぎらず思い入れが勝手に増します。
「愛そう、大事にしよう」なんて考えることもなく、勝手に。

だけど対象に時間をかけて大事になったものは、
自分がほんとうにこの人・物のことが好きなのかどうか
分からなくなりそうです。
我慢してやっていた仕事も時間をかけると、
我慢していたことを忘れたりしますから。

行きつけの近くのお好み焼き屋さんが日本一美味しいと思うのも、
最初は親に連れていってもらったとこから、
学校帰りに寄る店になって、
家族ができて近所という理由で通い続けていると、
いつからかこのお好み焼きが自分の味覚のベースになってしまいます。

そうなると、好き嫌いは大事なことなのかよく分からなくなります。
はじめは嫌いだと思っていた人と付き合ってるうちに、
パッと良い部分が見えると、
そのギャップが大きいほど相手に好感をもったりします。

よくよく考えると、
このブログも時間を無意味にかけてるから、
好き嫌い関係なく自分にとって大事な気がしてきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿