2013年12月25日水曜日

プンタゴルダの市場

ベリーズの道は穴ぼこで、
水たまりだらけです。
ポイ捨てが多くて
街にはゴミが散らかっています。

だけど人はみんなきれい好きで清潔です。
みんなシャツが白くて、
僕が使ったトイレの便器はどこも白かったです。

雨が降ればベリーズ全体は沼地になり、
家はカビる。
だけど外には真っ白な洗濯物が風になびいていて、
顔を出した太陽が洗濯物を一気に乾かす。
ぬかるんでいた道も気付けば元通りになり、
汗ばんていた服はさらに汗ばむ。
そこで日陰に逃げこむと涼しい風が体を冷やしてくれる。

家の庭には犬と猫と鶏が共存していて、
異なる民族が紛争を起こすこともなく共存する国を
ミニチュアで再現しています。

[ベリーズに住む民族]
メスティソ(ラテン×白人):49%
クレオール(アフリカ×カリビアン)25%
華人・白人:10%
ガリフナ:6.1%
マヤ:11%
その他:イーストインディアン、メノナイト、日本人

鈴木くんはこれらの民族の違いを判別できるそうです。
僕も教えてもらいました。
一週間いてなんとなく区別できるようになりました。

誰が見ても分かるのはメノナイト族です。
僕がバスに乗っていてメノナイト族が一人乗ってきたとき、
異質な雰囲気を放っていて驚いた。

彼らはドイツ系の移民で、
文明社会から逃れるために
このベリーズの地でコミュニティを作った。
電気など文明の利器に頼らず、
十九世紀西欧の伝統的な生活を守って暮らしているそうです。
移動手段は馬車で、
ハイウェイには「鹿注意」などと同じように
「馬車注意」の看板が出ています。

男性はみんな山高帽を被り、
白シャツに農作業用のオーバーオールで、
生地も決まっているみたいです。
デニムは着ていません。
女性はみんな頭巾を被っているそうですけど僕は見ませんでした。
この人たちの写真を撮りたいと思ってたんですけど、
最初のチャンスを逃してから出会うことがありませんでした。

下の写真は鈴木くんの家の近所に住む
イーストインディアンの旦那とガリフナ族の妻という夫婦です。
白髪のドレッドというのは始めて見ました。
背が高く威厳があって、
まさにビックマザーです。
車のトランクから何が飛び出ていたのかはよくわかりません。


プンタゴルタに着いてすぐマーケットに買い物に行きました。
店を出しているのはみんなマヤ族です。
山側に住むマヤ族が農業を担っているのです。
日曜日を除いて毎日朝から正午まで市場が開かれます。



僕らはここで野菜とフルーツをたくさんと、
それから港から上がったばかりのスナッパーという魚を買った。
メロンは一玉4USドル。
バナナは七本1USドル。
ニンニクは三玉1.3USドル。
ジャガイモ大が四玉で1USドル。
魚中サイズは三匹で5USドル。

ベリーズで最もポピュラーな魚がスナッパーです。
鯛のような味のする肉付きのいい白身です。
下の魚は名前の分からない魚です。


さばいてもらいたければすぐ裏に出たとこでさばいてもらえます。
僕がこのさばき場(?)で写真を撮っていると、
一人の男が怒り出したしました。
勝手に写真を撮るんじゃねえ、
ということを英語で言いました。
魚をさばいていた人はその男に、
「お前には関係ないだろ、
もういいからほっとけよ」
ということを言ってたしなめてました。
空気が悪くなってきたので魚をさばくのを見たかったんですけど、
早めに去りました。


プンタゴルダではほとんど自炊をして過ごしました。
ベリーズ中の人が毎日食べる「ライス&ビーンズ」も作りました。
米を豆とココナッツミルクと共に炊いたものです。
焦げ付いたり芯まで火が通らなかったりと、
コツを掴むまで何度かチャレンジが必要です。



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