2013年10月10日木曜日

衛生責任者としての心構え(まだなってないけど)

今日はお店には僕のピッツァ先生のアッキーさんが
一日僕とチェンジして入ってくれます。
ぜひこの機会にエンターテイナーのピッツァを食べにきてください。
僕はどこに行くかというと、
「食品衛生責任者養成講習会」で保健所に行ってきます。

こういう公的な認定を受けると人はつい強気になってしまう。
晴れて責任者になったあかつきには、
僕は偉ぶってまず、
腕を組んで上から目線が基本になるかもしれません。

昔、僕が十代の頃に遊んでいたコウジという友達が
リフトの資格を取ってきたときにこう言いました。
「やっぱ資格だね、食いっぱぐれがないからさー」
とタバコをふかしながらちょっと遠くを眺めている姿に、
何の資格もない僕は負けた気がして
なんだか悔しかった覚えがあります。

うちのおじいさんは生前、
西尾市のアーチェリー協会の協会長だったんですけど、
協会員に配るアーチェリー認定証のカードを持っていました。

僕はリフトの資格に対抗して、
その認定証のカードの束の中から一枚抜いて、
空欄に自分の名前を書き込むと、
コウジに見せびらかしに行きました。
カードを見たコウジはこう言いました。
「それって、食っていけるの?」

おじいさんに付いて二回だけアーチェリーで遊んだだけで、
的に当てるのも微妙な腕前ですから、
「食える」わけありません。
僕は帰り道にその認定証のカードをほかってきました。

衛生責任者になっても「食える」能力は何も身に付かないですけど、
いつかコウジにあったらこう言おうと決めています。
「厨房以外にも人が不潔か清潔かは判断できるようになった」と。
だいたいコウジという男はリフトに誇りを持ち過ぎていて、
いつも安全靴を履いているような男で足が臭かったのです。

「それって、食っていけるの?」
と言われる前に、
「きみ、水虫菌に食われてるんじゃないの?」
と指摘してやろうと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿