2013年10月13日日曜日

午前二時のラーメン

夜の十時に寝て、
午前二時に空腹で起きる。
夜中に台所を探ると、
[マルちゃん製麺 冷やし中華]が出てきた。
だけど食品棚のあるべき場所に戻しました。
今はもう夏じゃない、と思った。

その横には[寿がきや みそ煮込うどん]があった。
僕はその茶色のパッケージを二秒見つめて、
午前二時に味噌で太麺のうどんはヘビーだ、と思った。

次にバリのお土産で緑色のパッケージの
ラーメン系のものを見つけた(文字が読めず何味か分からない)。
変な外人にからまれた感じがして、
僕は目を合わせないようにした。

インスタント食品のコレクションを探っていると、
下から「キリンラーメン しょうゆ味]
がワンパックだけ出てきた。
僕は水を入れた鍋を火にかけた。

秋のひんやりした午前二時の空腹は、
冷たい冷やし中華でも、
濃くて太いうどんでも、
リスクのあるバリのインスタントラーメンでもなく、
ベーシックなしょうゆ味を望んでいました。

「闇の中に葬り去った記憶」という言い方がありますけど、
午前二時に食べるラーメンはまさにそれと同じで、
「空腹の腹にラーメンを葬った」という感じがあります。
朝起きたら、
ラーメンを食べたことはおぼろげなんですけど、
そのときの空腹感だけはトラウマのように記憶をえぐっています。

ラーメンを食べているうちに気が付きました。
十時に回した洗濯物をまだ干していなかったです。
おはようございます。
靴下はまだ湿気っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿