2013年5月16日木曜日

ニンニクの芽の食べ方

昨日の晩ご飯は日清の『カップヌードル』でした。
オーガニックカフェの厨房スタッフが
家ではインスタントものを食べてるなんて話は、
東京とかじゃ当たり前です。

あごヒゲに長い髪の毛を団子にして、
白いシャツのボタンをいちばん上まで止めたメンズが、
「やっぱオーガニックのオリーブオイルは香りがちがうよ。
あ、ペリエはライム搾る?」
何て言いながら、
家に帰ればマルちゃんのワンタンとか食べてるんですから。

でもオーシャンは東京のそういうカフェよりも
ソフィスティケイトされてるので、
カップヌードルなんかもかなりお洒落に食べます。

僕の食べ方を教えましょう。
まずお湯を沸かす。
紙ぶたを開けてお湯をそそぐ、
そこをちょっと待ってください。

紙ぶたを開けたらそこに僕は
無農薬で育ったニンニクの芽を入れる。
オーシャンにはものすごい数のニンニクが植わっている。
(およそ3000玉)
だからニンニクの芽も同じ本数ある。

必然と家に持ち帰ることになるので、
冷蔵庫の野菜室で束になっている。
それを数本掴む。
カップヌードルを食べるぐらいですから、
根本的にもはやめんどくさいという精神状態にあります。

ニンニクの芽をまな板に出して切るという、
正統的な調理はそぐわない。
ニンニクの芽とキッチンバサミを掴んだら、
紙ぶたの上から直にちょきちょき切る。

それからお湯をそそぐ。
野菜を入れたからといって三分以上待たないこと。
それ以上待ったら、
インスタント食品を食べるという行為自体が本末転倒です。
できるだけ楽に、早く食べるということを目指してください。

三分経つ。
カップの目印があるところまで入れた汁を麺が吸って、
表面に浮かべたはずのニンニクの芽の集団が
海岸に打ち上げられた遭難者ように転がっている。
それを食べる。
硬い。
お湯に浸かってないから当然といえば当然です。

このインスタントオーガニックの試みは失敗か?
ビールとラーメンをすすって数分後、
もう一度ニンニクの芽を食べた。
するとどうでしょう、
昔勘当された父親と仲直りしたようにシコりが取れている。
汁に浸かったニンニクの芽が、
ほどよいシャキシャキ感を残して食べ頃になっている。

ということは、
お湯を注ぐ前に麺を一度取り出して、
ニンニクの芽をその下に入れていたら
最初からおいしく食べれるかもしれない。
ただ今度問題になりそうなのは
麺の笠が上がって今度は麺が浸からないかもしれない。

あるいは、
一分半ほど経ったところで、
タブーを破るようですけど紙ぶたをめくり全体をかき混ぜる。
そうすれば三分で丁度良い食感になるかもしれない。

以上、オーガニックカフェ便りでした。

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