2013年5月2日木曜日

堅物の受け手には柔らかに

昨日から松本寛司さんの作品を展示する
「おいしい器」をオーシャンで開催しています。
お皿、まな板、木べら、フォーク&ナイフなどなど。
金属や陶器にはない木ならではのソフトさがあります。

スチールナイフのほうがバターも切りやすいのに、
わざわざ木のナイフを使う。
陶器の皿のほうが料理の熱を保ちそうなのに、
あえて木の皿を使う。
まな板もへらも、シリコンや樹脂系のものがあるけど、
やっぱり木製を使う。

どうして人は木製アイテムを使いたくなるのか。
それがカッコよかったり、
かわいかったりする、
見栄えの問題なのか?
それともその質感か?

木はカビる、割れる、変色する。
抗菌シールの樹脂系や金属類にすれば
そういう心配もない。
それなのに木製でいきたいという気持ち。
無機物に対するナチュラリストの反抗心からか?

もしかしたら、もう何年かしたら、
ヤシの実でご飯を食べて、
石のナイフで沢庵を切る日がくるかもしれない。

「やっぱあのギザギザの断面は石のナイフにしか出せないよね。
あんまりスパッと切っちゃうよりも、
舌触りに変化球が欲しいよ」
みたいなことを言ったりして。

僕はバターナイフを狙ってます。
ガラスのバターケースにスチールのナイフが
「カチン!」となるのが癪に触るからです。
受け皿が硬いものには、
柔らかく下手に出よう、
というナンパな作戦です。

今日はオーシャンにピザ屋さんがきます。
車に積んだ石窯でピザを焼いてくれます。
なぜ馬車に電子レンジではないのか?
それは電子レンジじゃピザがカリッとならないし、
馬車で国道23号線は走れないからです。

でも、どうしても馬車がいいっていう人は、
下道を走れば、
電子レンジのへたったピザが懐かしいと言う人が
追いかけてくるかもしれない。

僕はGWも後半に入ったところで
代わりばんこの休みをもらいました。
でもオーシャンに行きます。
なぜなら、沼津の地ビールが樽出しで飲めるからです!
沼津の地ビールって、
ハウズザテイスト!?

0 件のコメント:

コメントを投稿