昨日のブログで僕は、
「洗っても破れない札」と
「好きな映画監督も駄作が続けばイヤになる」
ということが似ていると書きました。
洗っても破れない紙幣といっても、
2、3度濡れれば強度は下がってくる。
この例えが的を射ているかどうか、
高学歴のヤーリーに聞いてみました。
彼は家庭教師をやっているだけあって、
アドバイスには定評があります。
例えるなら、とヤーリーは言いました。
「洗濯したお札を人に例えるなら、
大切だと思いつつもないがしろに扱ってしまうのだが、
それでも気を悪くしない友人ではないか。
ついついポケットに入っているのも忘れてしまうけれど、
価値あるものだから乾かして大切にする。
そして強く、破れないでいてくれる」
なるほど、紙幣の〈見えない信頼〉という共通点を
炙り出しています。
でも、お札がすぐどこかへ消えてしまうのと同じように、
いくら友達だからといって失踪することはありますから。
それに、だいたいヤーリーの友達は主婦ばっかりです。
ヤーリーは趣味がランチみたいなところがありますから、
彼にとっての「洗っても破れない札」は
僕から言わしてもらうとこうです。
「洗っても破れない札は、
学歴とユーモアみたいなものだ。
信用と笑いはいつの時代も廃れない。
そしてそれさえあれば、
ランチを奢ってもらえる」
もっと言えば、
このままでは彼の学歴とユーモアも破れたお札のように
紛失してしまうでしょう。
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