光のまぶしいテラスをとなりに
小さな島が見える湾をとなりに
昼間の笑い顔をとなりに
好きな人をとなりに
髪のうえを転がっていく海風をとなりに
夕陽でまぶしい窓をまえに
毛布を肩からかけた二人をまえに
ぼくを囲むものへの気付きをまえに
ぼんやりした顔とむすっとした顔をした去る人をまえに
風に転がされる毎日をまえに
どうなるのかわからない1日をしたに
よろよろふらつく足をしたに
でもぼくのうしろにはなにもない
ぼくはいちばんうしろに立って
おっかなさから今日をぎゅっとつかむ
明日に乗りこむターザンロープで