働くこと、
バイトでいること、
その不安定さ。
決められた習慣のないこと、
仕事で予期してないことがやってくることはよくあります。
たとえば、明日からペンキ塗りを頼まれていて、
材料もなにもかも用意して現場に行ってみると、
実はまだ仮設足場が立ってなくて何もできず一日が潰れてしまう。
それが一人親方だとして日当2万円の計算でいたとしたら、
その分は丸損です。
こういうこともあります。
居酒屋へバイトに行ったけど、
お客さんがまったく来なくて早上がりをすることになってしまう。
あまり出勤できない学生なら月収にもろに響いて、
携帯電話のお金を払うのにも困るかもしれない。
ノルマ制の営業マンならこうです。
成績がぜんぜん上がらずこのまま月末を迎えると、
歩合給がつかずに固定月給の8万円しかもらえない。
一日もムダにしたくないのに、
上司の緊急ミーティングがはじまって、
その日はまともに仕事ができずに終わってしまう。
楽観的な人なら、
「早く帰れるからラッキー」みたいに思えたりもします。
でもだいたいは「ふざけるな!」ってことになるでしょう。
で、そういう「ふざけるな!」ってなったとき、
いったい誰が「ふざけるな!」になるんですか?
こういう予期せぬ事態はどんな仕事にも勃発しそうです。
そしてそれを解決するのに、
アメリカ式なら労働者VS会社の裁判。
キューバ式なら「じゃみんな働く時間も給料も一緒!」
というふうになりそうです。
でも、なにか良い環境のまま解決できる方法はないんですかね。
矢沢永吉に聞いたら、
「上がりたい!って思わないの?」
なんて言葉が返ってきそうです。
「上がりたい!」って思ったらたぶん、
「ふざけるな!」っていう言葉は自分に返ってきそうです。
ふざけるな、いけるぞおれ!
になって、カツが入ります。
システムよりも、カツが必要なときがあります。
好きな人のカツを胸に、
から揚げは胸よりもモモに。