2013年1月4日金曜日

マカロニの腰ゼロ

みなさんのご自宅にマカロニはありますか?
うちにはあります。
「エルボマカロニ(ゆで時間約4分)300g」という、
早ゆでタイプと表記されてるものがありました。

しばらく前に母親がうちで料理をするために、
買ってきたものの残りです。
はたしてマカロニをどう使ったか。
サラダの上にのせました。
やっぱりマカロニサラダです。
お惣菜コーナーにあるマカロニサラダとはちがいますけど、
やっっぱりマカロニサラダです。

いったいマカロニを主食のパスタとして
使ったことのある人がいるんでしょうか。
パッケージの裏側にはちゃんと
おすすめの料理法がのってます。
「ナスとズッキーニのパスタの作り方」
とてもおいしそうです。
ぼくはズッキーニが大好きです。

作りました。
ただ残念なことにズッキーニがなかったので、
ナスとブロッコリーで作りました。
ソースはニンニクをきかせたトマトソースです。

マカロニのサイズは2センチの長さに、
直径が3ミリです。
これをゆでると3・8センチ×5ミリになります。
並べるとけっこう大きくなったのがわかります。

「ゆであがったらザルにとり、
よく水分を切ってください」
と書いてあるのでその通りにする。
それからソースにからめてお皿に盛る。

とても不思議なかんじがする。
一人前として100gゆでました。
日本で100gのマカロニはそうそうお目にかかれません。
お惣菜コーナーにあるマカロニサラダ、
たぶんあれは10gぐらいの麺の量だと思います。
あれの10倍です。
ふつうのパスタ麺ならなんとも思わないですけど、
マカロニだとどこか「群衆」に見えてしまう。
なぜか反抗的な態度をとられている気がしてくる。

スプーンかフォークかで迷いスプーンを選ぶ。
スプーンでマカロニをかき回す。
群衆をかき乱す。
ふつうのパスタに比べて抵抗力が弱い。
簡単にかきまざる。
スプーンですくって食べてみる。
口の中がひょろひょろした感触でいっぱいになる。
麺を噛んでみると、なんの弾力もなく噛み切れた。
抵抗力のない「群衆」です。

ふつうの麺のゆで時間はだいたい
芯が若干残るていどの状態を示している。
ところがマカロニには芯どころか腰もない。
ふにゃふにゃである。
ふにゃふにゃ、ふにふに、である。

二口目に一本だけで食べてみる。
ふつうの麺よりも軽い。
短いから当然ですけど、
一本だとかなり口の中が物足りない。

次はスプーンに山盛りを食べてみる。
トマトの欠片とブロッコリーなども入ってくる。
口の中のいろんなところに当たるふにふに感がすさまじい。
何重にもつみかさなったマカロニを歯で圧迫する。
いとも簡単に、
ふにふにふにふにふにふに、
とマカロニを分断してしまう。
これはなんともいえない気持ちよさがある。
また口の中をマカロニで満たしたくなる。

この気持ちよさはここのところ久しい気持ちよさです。
最近は麺類といえばバリカタ、アルデンテで、
どこもかしこも腰、腰、腰です。
そこのところがマカロニはちがう。

腰ゼロ。
筋力ゼロ。
武装解除。
群衆は群衆でもオカマの群衆というかんじですけど、
腰がないのもまたふにふに感を楽しめる。

2 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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  2. メッセージありがとうございます。
    そういえばこのとき以来マカロニを食べていません。
    マカロニってやっぱり腰が無いだけに存在感が薄いですよね?
    思い出すと食べたくなるんですけど。
    ぜひまた遊びに来てください!

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