2012年3月10日土曜日

中年ではじめる水泳の本

・こないだから『はい、泳げません』という本を読んでます。
作者はノンフィクションライターの高橋秀実です。
タイトルの通り、作者は40代半ばにして泳げない人です。

真ん中辺りまできましたけど、
作者はまだ泳げていません。
きびしい女コーチの下で
レッスンをうける過程が続いています。

「泳ぎ」を文章にするのはややこしいことだと思います。
でもこの本では、
ぼく自身が泳ぐ練習をしたときの体感がまさに説明されていて、
「あ、そうだった、こんなんだった!」と思わされます。

ぼくはいまだ生半可なスイミングレベルです。
ぼくは義務教育を一年間しか受けなかったんですけど、
いちばん悔やまれるのが、
水泳の授業を取れなかったことです。

泳げる人は日本の義務教育に感謝すべきだと思います。
高橋秀実が「泳げる人が泳げない人の気持ちを知ることは
絶対ない」と言ってますけど、
ぼくもその通りだと思います。

ぼくの水泳の練習は25歳の春にはじまり、
まだ春も暮れないうちに終わりを告げました。
地元のホワイトウェーブに単独練習に行ったんですけど、
合計で3回通っただけです。
辞めた理由は二つあります。

一つは腕のタトゥーを隠すのがめんどくさかったこと。
初回はバンデージをぐるぐる巻きにしていきました。
はたから見れば大怪我人です。
その次から腕を覆うサポーターにしました。
ちょっと絵がはみ出ましたけど、
監視員のお咎めはなかったです。
たぶん隠す努力を認めてくれたんでしょう。

もう一つは監視員の視線でした。
ろくにクロールも泳げず、
じたばた一人で沈んだり浮かんだりしている姿を、
3人もの監視員に晒すのは、
溺れるよりもみじめなことでした。

それにしてもプール一つに、
監視員3人って多すぎじゃないですか?
もうちょっと気軽に泳げる監視システムがあればいいのに。

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牧一心