昨日はヤーマン戦士バイブマンがやってきました。
オーシャン・カヤック部のジュンは、
特に変身とかもせずに毎日をバイブマンとして生きてるのです。
彼は朝、畑から野菜を収穫してくると、
見向きもされていなかったホワイトボードを早速発見して、
すぐ役にも立たない紙類を片付け始めました。
ホワイトボードにはしばらく前から、
伝票や手紙などがマグネットで貼りつけてあり、
本来の役割を果たしていませんでした。
そのせいか誰からも見向きもされず、
時は過ぎていたのです。
そこのホワイトボードにバイブマンはいきなり、
<何を伝えるか?>
とでかでかと書きなぐりました。
「ぼくらはバイブを伝えていかなければならない。
世界はバイブで動いているんだから」
彼は言いました。
もちろんこのバイブは道具ではなく状態を指すバイブレーションです。
ぼくはふざけて言いました。
「確かに。世界のみんなウィーンウィーンウィーンって動いている」
彼はすかさず切り返しました。
「こういうふうにシモでとらえる人も中にはいる。
でもそれも自由さ、それぞれが受け取ってくれればいいんだから」
「ようは、バイブを伝えていって、
世界と一つになればいいんだ。
<何を伝えるか?>、だ」
彼はホワイトボードを叩く。
「100コ何かを表現するよりも、
1コいいものがあればそれでいいんだ!」
バイブマンはおよそ1時間、格言の嵐を吹かせて、
突然「おれはミョウガを植えてくる!」
と言って去っていきました。
ぼくが「ただのシモヤロー」を挽回する隙もなく。
牧W一心