本日の名言はこれです。
「すいません、陸上はきついのでよろしくお願いします。
という謙虚な姿勢で臨めば、水は優しく迎えてくれる」
これは少し前にブログに書いた本で、
高橋秀実の『はい、泳げません』の一節です。
作者がスイミング練習に行きたくないことから体調が悪くなって、
なんとか自分を駆り立てる言葉を発したところです。
鬼コーチがいる。
息継ぎができない。
それが原因で死ぬかもしれない。
そういう気が進まないことは、
体調が万全なときよりも、
落ちているときにこそ身を投じたほうがいいらしいです。
陸上はきついです。
作者のいう陸上は、日々、生活、社会のことです。
陸上には「だるい」「痛い」「疲れた」がはびこっております。
そして更なる苦痛が待ち受けるプールに行く。
でも実はちがうかもしれない、
苦痛があると思っていたプールに入るとがむしゃらになるし、
からだが軽くなったぞ、と作者は感じるのです。
きついところに自ら立ち向かうその意義は?
この作者にとっては、
乗り越えたときの達成感を手に入れるために、
弱点を克服して自信をつけるために。
なるほど。
しかしもう一つ、身近にこんな例がありました。
オーシャンの山崎くんは、きつい仕事に喜びを見出します。
昨日の2時ぐらいに山崎くんは、
昼ご飯行っておいでよというと、
「いや、今日は食べてきたんでいいっす」
と、愛しの皿洗いから目も離さず言いはった。
彼は11時出勤だったので、
食べてくると行ってもそれは朝ご飯に分類される。
洗い場でクロール全開。
スーパーストイック・オブザ・ヘンタイ!
牧W一心