ブロッコリーと大根が活躍することが多かったです。
特に大根でも「紅芯大根」と「青大根」はよく使いました。
紅芯大根の外見は普通に白い皮ですけど、
切ると中側は水々しい濃いピンク色になっています。
サラダにこの輪切りを載せると見栄えが良くなる。
青大根は見た目で分かります。
見た目が「青」というか「緑」なんですけど、
皮の先端部分が白くて根元の方が緑色になっている。
この青大根を縦にまっ二つにすると、
白と緑のグラデーションがきれいです。
そのまま生で食べても大根だな、という感じですけど、
どっちも火を通すと味が別物に変わります。
茹でてパスタに使ったり、
蒸してから素揚げにしてサラダに添えたりもしました。
紅芯大根の方はもちっとした食感で、
青大根の方は芋系のほふっとした食べ応えがあります。
共に普通の白い大根と比べると味が凝縮してる。実自体がギュッとしていて、
辛みはないんですけど甘味が強い。
野菜自体の味が濃厚なので、
白い大根と同じような料理の仕方で醤油や味醂、砂糖を使うと
濃くなりすぎてしまう。
パスタのメニューでは「季節の野菜のアーリオオーリオ」で
これらの大根を主役に出していました。
さっぱり目の味付けのオイル系パスタで食べるとこれがおいしかったです。
この濃厚な味が只者の野菜じゃないと分かります。
パスタの多くが魚貝やチーズの味の濃いものと組み合わせて食べます。
ペストでもバジルが主ですけどチーズで味を出す。
野菜のアーリオオーリオも魚貝の身は入れなくても、
出汁を使って味を出す。
だから本当に野菜だけのパスタとなると、
味の決め手がかなり限られてきます。
その中でこの紅芯と青大根は役者です。
よっ大根役者!
と言いたい。
でも三流じゃないです。
一流の大根役者です。
こういうことを書いておいてなんですが、
大根はほとんど使い切ってしまいました。
また来年の公演をお楽しみに。
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