4月は種蒔きシーズンです。
オーシャンの隣のハーブガーデンは少しずつ開墾が進んで、
店で使うハーブやサラダは、
そこから収穫したものが少なくないです。
今月は色んな種を蒔く予定で、
この成果が夏に現れてきます。
種蒔きはすぐに結果が見えない。
だから、今イメージしてることと、
夏に考えてることが一致しないという問題があります。
去年僕の中ではパクチー旋風が巻き起こっており、
日本全国がパクチーに取り憑かれるイメージを持ってました。
とにかく畑の隙間という隙間すべてに
パクチーの種を蒔きました。
去年の春のことです。
そして夏がきました。
パクチー、パクチー、パクチー。
あっちを向いてもこっちを向いてもすべてパクチー。
足の踏み場がなくなるほどのパクチーができました。
夏、僕の中からパクチー旋風は通り過ぎていました。
僕の興味はパクチーから紫蘇に移っていた。
気持ちは「紫蘇が来る!」しかなかった。
こういう人間のことを〈時間軸のない人〉と言うそうです。
それに対して〈時間軸のある人〉というのは四次元の視点を持っていて、
たとえばガーデニングをやっている人であれば、
四季を通して植えるものを考える。
また、季節によって育つ植物が変わることを見越して植える。
冬には葉物が少なくなるから、
地中で育つ根菜を増やそうとか。
秋には柿、冬にはみかんやレモン、
春にはハッサク、夏には桃、
というようにどの季節でも楽しめる手入れをする。
空いてる場所全部ルッコラを蒔きたい気持ちをこらえて、
今年は配分に気を付けたいと思います。
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