2013年3月30日土曜日

種蒔きと時間軸

4月は種蒔きシーズンです。
オーシャンの隣のハーブガーデンは少しずつ開墾が進んで、
店で使うハーブやサラダは、
そこから収穫したものが少なくないです。

今月は色んな種を蒔く予定で、
この成果が夏に現れてきます。
種蒔きはすぐに結果が見えない。
だから、今イメージしてることと、
夏に考えてることが一致しないという問題があります。

去年僕の中ではパクチー旋風が巻き起こっており、
日本全国がパクチーに取り憑かれるイメージを持ってました。
とにかく畑の隙間という隙間すべてに
パクチーの種を蒔きました。
去年の春のことです。

そして夏がきました。
パクチー、パクチー、パクチー。
あっちを向いてもこっちを向いてもすべてパクチー。
足の踏み場がなくなるほどのパクチーができました。

夏、僕の中からパクチー旋風は通り過ぎていました。
僕の興味はパクチーから紫蘇に移っていた。
気持ちは「紫蘇が来る!」しかなかった。
こういう人間のことを〈時間軸のない人〉と言うそうです。

それに対して〈時間軸のある人〉というのは四次元の視点を持っていて、
たとえばガーデニングをやっている人であれば、
四季を通して植えるものを考える。
また、季節によって育つ植物が変わることを見越して植える。

冬には葉物が少なくなるから、
地中で育つ根菜を増やそうとか。
秋には柿、冬にはみかんやレモン、
春にはハッサク、夏には桃、
というようにどの季節でも楽しめる手入れをする。

空いてる場所全部ルッコラを蒔きたい気持ちをこらえて、
今年は配分に気を付けたいと思います。

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