2013年3月9日土曜日

ハーフの可能性

お客さんのIさんから雑誌の『Newsweek』をもらいました。
Iさんはページを開いて僕に見せてくれました。

「横綱・大鵬が示したハーフと移民の可能性」

タイトルだけ見るとハーフの僕に役立ちそうな記事です。
Iさんの心遣いを無駄にしないためにも、
僕はこの記事から自分の可能性を検討しよう。
そういう意思を持って読む。
経済情報とか、
ジャーナル記事とか、
そういうものはすっ飛ばしてハーフの記事を読む。

「この種のカップル(国際結婚)から生まれる子供は、
ハーフではなく『ダブル』と呼ぶべきだ。
2つの異なる分化を持つ彼らは、
日本と世界の架け橋になるだろう」

このライターは日本がもっと移民を受け入れることを勧めてる。
外国人労働者の抵抗を和らげる存在としての架け橋こそ、
ダブルが担うと言っている。
日本人はいくら欧米化してるといっても、
外国人と共に仕事をすることに慣れてない。

だから外国戸籍の人が日本で仕事をしようとするとき、
良い仕事につける層は他の先進諸国に比べて少ない。
それが日本国家の成長の妨げになっている要因で、
そういった見えない壁に穴を穿つのがダブルである、
というようなことだった。

そういえばしばらく前に、
西尾で口の悪さに関して右に出るものはいない
神谷さんという人のことをブログに書きましたけど、
その人は僕を指差してこう言いました。
「アホか! お前はバイバスだ!」

神谷さんは冒頭か語尾にだいたい「アホか」が付きます。
神谷さんのことはともかく、架け橋やバイバスの意味として、
海外とのつながり強化を目指すことがハーフの可能性らしいです。

僕は欧米人が来ても日本語しか喋れないふうに装ったり、
(というかそれがほぼありのままですけど)
オーシャンに来た外国人の通訳を後輩のヤーマンに託したり、
僕のハーフとしての存在は架け橋どころか鎖国状態です。

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