お客さんのIさんから雑誌の『Newsweek』をもらいました。
Iさんはページを開いて僕に見せてくれました。
「横綱・大鵬が示したハーフと移民の可能性」
タイトルだけ見るとハーフの僕に役立ちそうな記事です。
Iさんの心遣いを無駄にしないためにも、
僕はこの記事から自分の可能性を検討しよう。
そういう意思を持って読む。
経済情報とか、
ジャーナル記事とか、
そういうものはすっ飛ばしてハーフの記事を読む。
「この種のカップル(国際結婚)から生まれる子供は、
ハーフではなく『ダブル』と呼ぶべきだ。
2つの異なる分化を持つ彼らは、
日本と世界の架け橋になるだろう」
このライターは日本がもっと移民を受け入れることを勧めてる。
外国人労働者の抵抗を和らげる存在としての架け橋こそ、
ダブルが担うと言っている。
日本人はいくら欧米化してるといっても、
外国人と共に仕事をすることに慣れてない。
だから外国戸籍の人が日本で仕事をしようとするとき、
良い仕事につける層は他の先進諸国に比べて少ない。
それが日本国家の成長の妨げになっている要因で、
そういった見えない壁に穴を穿つのがダブルである、
というようなことだった。
そういえばしばらく前に、
西尾で口の悪さに関して右に出るものはいない
神谷さんという人のことをブログに書きましたけど、
その人は僕を指差してこう言いました。
「アホか! お前はバイバスだ!」
神谷さんは冒頭か語尾にだいたい「アホか」が付きます。
神谷さんのことはともかく、架け橋やバイバスの意味として、
海外とのつながり強化を目指すことがハーフの可能性らしいです。
僕は欧米人が来ても日本語しか喋れないふうに装ったり、
(というかそれがほぼありのままですけど)
オーシャンに来た外国人の通訳を後輩のヤーマンに託したり、
僕のハーフとしての存在は架け橋どころか鎖国状態です。
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