2014年1月11日土曜日

トマトのアナログとハイテク

昨日はトマトを探しに、
地元のトマト農家さんのところに行ってきました。
太田さんという方で、
脱サラをして農家をはじめて三年半だとおっしゃってました。

オーシャンは四年ですからほぼ同じ年です。
太田さんは最初の頃、
トマトでも何種類か栽培していたそうですけど、
今は大玉一本に焦点を合わせて作っています。

ビニールハウスの中を見せてもらうと、
伸びた蔦がまっすぐ伸びていてきれいです。
白いハウスの中で、
緑色の株の中にぽつんぽつんと赤玉が見えるのが鮮やかです。

僕は去年はじめてミニトマトを育ててみようと思って、
家の外に小さなサンルームがあるんですけど、
そこに十株ホワイトチェリートマトという、
黄色いミニトマトを植えました。

蔓を這わせるために支柱を立てて、
夏前頃から秋にかけて毎日水やりもしていました。
あるていど成長してきたら脇芽を摘まないと
良い実が付かないと教わっていたので、
最初の頃はまじめに脇芽をプチプチつまんでいました。

でも仕事が忙しくなってくると、
ついつい二日に一回見ればいいや、
三日に一回見ればいいやと、
どんどん放置することが多くなりました。

最終的に秋の終わり頃には、
サンルームの中がトマトの蔓という蔓に巻かれて、
この中に一歩踏み込んだら自分が巻き付かれて、
もう出て来れなくなるかもしれないと危機感をもつほどになりました。

その割には実が付かないんです。
実がついていればまだジャングルの中に入ろうと思えるんですけど、
栄養が少なかったせいか、
僕が脇芽だと思って本茎を切ってしまっていたせいか、
実がまったく付かなかったです。

僕にとってのトマト栽培はそんなアマゾン漂流のような経験だったので、
それと比べて太田さんのハウスのなかは整然としていて、
実もびっしり付いていて文明の進歩を感じさせます。
一玉もいで食べさせてもらうと、
汁は少なめで果肉の多いトマトでした。
サンドイッチとかハンバーガーにもってこいのトマトです。

太田さんの悩みは水と収穫量のバランスだと言ってました。
水分を少なくすればトマトはもっと甘くなる。
だけど収穫量が悪いときには半減してしまう。
いくら甘味の強いトマトでも二倍の値段ではなかなか売れないので、
この案配が難しいそうです。

今年はもう一軒ビニールハウスを建てて、
土を何種類か調合して、
地植えで栽培をするそうです。

既存のハウスは水分も肥料もタイマーで、
勝手に稼動するハイテクな感じでしたけど、
今度はアナログに移行していくそうです。

トマトの向上を目指す方がいて嬉しいです。
僕はもうトマトは諦めるので。

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